アメリカのホームステイはいくら?すべての費用を徹底解説!

アメリカのホームステイはいくら?すべての費用を徹底解説!

留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。

 

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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

【留学+ホームステイ】が最強の英語勉強法である3つの理由」という記事にも書いた通り、留学されるのであれば英語力の伸びるホームステイをぜひ一度試してみていただきたいと思っています。

「でも、ホームステイっていくらするの?」「高くないの?」と、費用面が気になるところではないでしょうか?

また、ホームステイの費用を見ればその都市の大体の物価感覚が分かりますので、留学先の都市選びをする上でもホームステイの費用を知っておくことは役に立つと思います。

というわけで今日は、アメリカのホームステイでかかる費用について、分かりやすく説明したいと思います!

ホームステイ先はどうやって決まるの?

アメリカ留学では、ほとんどの場合学校がホームステイ先を斡旋してくれます。申し込みの流れは次の通りです。

語学学校の場合

学校申し込みと同時にホームステイの申請をします。この時に、ホームステイ先の希望条件(下記参照)を伝えることができますが、あとはホストファミリーが決まるのを待つだけです。通常出発2週間前など、日にちが近づいてからの決定となることが多いようです。

大学の場合

大学の場合は学校に願書を出し、入学許可が下りてからスチューデントオフィスに希望を出すことになります。

留学ではなくホームステイのみの場合

ホームステイプログラムを扱っている留学エージェントや旅行会社を通して申し込むか、自分でインターネットなどを通じて探すことになります。

ホームステイの申し込みの際には次のような希望条件を伝えることができます。

  • アレルギーの有無
  • ペットの可否
  • 食事の制限
  • 子供がいる・いないの希望
  • 喫煙・禁煙の希望
  • その他の特別な事情

ただしこれらはあくまで「希望条件」ですので、希望通りにならないことがよくあることを頭に入れておきましょう。

一般に、語学留学の方はホームステイをされる方が多い一方、大学留学の方は寮やアパート、ルームシェアなどを利用する方が多いようです。語学学校はスケジュールが毎日一定であるのに対し、大学は授業時間が日々異なったり、クラブ活動などを行うため毎日の夕食の時間に都合をつけにくいという点もあると思います。

そのため、このページでは語学留学を前提にホームステイに関しての情報をお伝えしたいと思います。

ホームステイの費用の相場

ではまず、アメリカのホームステイがいくら位なのか、人気の留学先都市のホームステイ費用相場を見てみましょう。次の表は、4週間のホームステイ費用(個室+朝夕二食付き)を都市別に表しています。

なお、ホームステイ費用の相場を知るため、いくつかの語学学校を無作為に抽出して算出しています。

個室+朝夕二食付の場合($1=120円換算)

ニューヨーク4週間
語学学校名 ホームステイ費用 日本円換算
EC New York $1,600 192,000円
GEOS New York $1,400 168,000円
Rennert $1,780 213,600円
St Giles New York $1,700 213,600円
平均 $1,620 194,400円
ロサンゼルス4週間
語学学校名 ホームステイ費用 日本円換算
EC Los Angeles $1,220 146,400円
ELC Los Angeles $1,280 153,600円
Language Systems International $1,100 132,000円
Mentor Language Institute $1,200 144,000円
平均 $1,200 144,000円
ハワイ4週間
語学学校名 ホームステイ費用 日本円換算
Academia Language School $950 114,000円
Central Pacific College $1,170 140,400円
Hawaii Palms English School $1,200 144,000円
ICC Hawaii $1,200 144,000円
平均 $1,130 135,600円
サンフランシスコ4週間
語学学校名 ホームステイ費用 日本円換算
EC San Francisco $1,300 156,000円
Stafford House San Francisco $1,200 144,000円
St Giles San Francisco $1,272 152,640円
LSI San Francisco $1,160 139,200円
平均 $1,233 147,960円
ボストン4週間
語学学校名 ホームステイ費用 日本円換算
Stafford House Boston
$1,200 144,000円
EC Boston
$1,200 144,000円
ELC Boston
$1,280 153,600円
LSI Boston
$1,200 144,000円
平均 $1,220 146,400円

 

これら5つの都市の平均額を並べてみましょう。

都市名 平均額 日本円換算
ニューヨーク $1,620 194,400円
ロサンゼルス $1,200 144,000円
ハワイ $1,130 135,600円
サンフランシスコ $1,233 147,960円
ボストン $1,220 146,400円

こうしてみると、やはりニューヨークの物価が高いことがわかりますね。

(アメリカの都市別物価比較に関しては、「アメリカの物価は高いのか?アメリカ都市別物価ランキング」をご参照ください。)

この費用は高いのか?

大体の相場が分かったと思いますが、この費用は高いのでしょうか?

日本にも、外国人を受け入れるホームステイが存在します。ホームステイインジャパンというこのサイトによりますと、月額のホームステイ費用は個室+朝夕二食付きで13万円となっています。

日本で13万円で、アメリカではニューヨークを除いた都市では13~14万円台、ニューヨークでは19万円台ですから、ニューヨーク以外の都市と日本ではあまり変わらないということが言えると思います。

朝夕食を抜きにした場合のホームステイ費用

ホームステイ費用を節約するために、朝夕食を抜きにし、自分で食事を用意することを検討される方もいらっしゃると思います。この方法でどれくらい費用の変化があるかを見てみましょう。

では、いくつかの学校を例に挙げ、費用の違いを見てみたいと思います。

例1)ELCロサンゼルスの場合

朝夕二食付:$325/週
朝食のみ付:$295/週
差額:$25/週

例2)ECニューヨークの場合

朝夕二食付:$400/週
朝食のみ付:$320/週
差額:$80/週

例3)LSIボストンの場合

朝夕二食付:$300/週
朝食のみ付:$240/週
差額:$60/週

このように、夕食を抜くことで安くなる金額は学校によってばらつきがあるようです。

しかしこの差額はお得なのでしょうか?アメリカで外食をすると、高くないお店でも$8.5くらいはします。$8.5の夕食を毎日外で食べた場合、1週間で$59.5となります。

つまり、例1)のELCロサンゼルスのような$25しか差がない学校では、ホームステイ先で夕食を取った方が安いことになります。また、例2)のECニューヨークの場合でも、ホームステイで$80浮かせてその内$60近くを外食に使うのであれば、そんなに大きな差はありません。

また、学校によってはホームステイは必ず朝夕食付であり、夕食を抜くことができない場合もあることを知っておきましょう。

私の考えでは、ホームステイはホストファミリーとの会話の時間を持つからこそ有意義なものとなります。そして、夕食は一番の会話時間ですので、あまり金額に差がないのであればホームステイは夕食付のプランにし、たくさん英語に触れる機会を作った方が良いと思います。

寮と比較してホームステイの費用は安いのか

では次は、寮と比較するとどうでしょうか?寮とホームステイのどちらにしようか悩まれる方も多いと思いますので、費用面でどちらが安いか見てみましょう。

例1)Language Systems Internationalロサンゼルスの場合

ホームステイ(朝夕二食付、シングルルーム):$1,100/4週
寮(食事なし、シングルルーム):$950/4週
寮(食事なし、シェアルーム):$750/4週

例2)Global Villageハワイの場合

ホームステイ(三食付、シングルルーム):$1,200/4週
寮(食事なし、シングルルーム):$980/4週

例3)St Gilesサンフランシスコの場合

ホームステイ(朝夕二食付、シングルルーム):$1,272/4週
寮(朝食のみ、シングルルーム):$1,556/4週
寮(朝食のみ、シェアルーム):$840/4週

例1)を見ると、多少寮の方が安いようです。ただし食事がついていませんので、例えば朝はパンで$3.5、夕食は$8.5とすると、一日当たり$12、4週間で$336となります。つまり、シングルルームの場合は寮の方が高く、シェアルームで同じくらいと言えます。

例2)の場合、ホームステイには三食ついていますので、朝食は$3.5、昼食はサンドイッチなどで$6、夕食は$8.5で自分で食べるとすると一日$18です。4週間では$504、寮費と合計すると$1,484ですので寮の方が高くなります。

例3)の場合は、シングルルームの場合は夕食抜きでも寮の方が高いようです。夕食$8.5を毎日食べると4週間で$238となり、シェアルームの寮費と合わせると$1078となり、ホームステイよりいくらか安くなるようです。

以上をまとめると次のようになります。

  • シングルルームに宿泊したい場合は、ホームステイの方が安い
  • 寮のシェアルームは、ホームステイのシングルルームと同じか少し安い

これを考えると、ホームステイは個室が確保でき、食事について毎日考える必要がなく、アメリカ人ホストファミリーとの時間を持て、費用的にも高くないため、良い選択肢であることが分かると思います。

では、なぜこういったことが起こるのでしょうか?その理由は、ロケーションにあります。

一般的に、寮は学校からあまり離れていない都市部にあることが多く、交通の便が良いことが挙げられます。場合によっては学校から歩いて5分という好立地にあることもあります。遠くても30分以内に通学できる場所がほとんどです。そのため、シティーライフを楽しむのに適しています。

一方、ホームステイの場合は繁華街ではなく住宅エリアとなりますので、通学時間は30分から1時間ほどと少し離れています。こうした立地の違いが、費用にも反映されているのです。

その他ホームステイに掛かる費用とは

これまで説明したもの以外にも発生する費用がありますので、説明したいと思います。

1.滞在手配手数料

冒頭でもお話した通り、ホームステイは語学学校もしくは語学学校が委託した外部の業者が手配します。つまりアメリカ現地の担当者が色々なホストファミリーの空き状況を確認し、各生徒さんの希望に合ったステイ先を探しますので、その部分の手数料が発生します。

この費用は学校によって違いますが、都市ごとにも相場が違いますので、次に一覧を示します。

都市名 手配手数料 日本円換算
ニューヨーク $94 11,280円
ロサンゼルス $193 23,160円
ハワイ $220 26,400円
サンフランシスコ $93 11,160円
ボストン $90 10,800円

ここで面白いのが、ホームステイ費用の高いニューヨークの手配手数料が安く、ホームステイ費用の安かったロサンゼルスとハワイの手配手数料が高めであることです。ニューヨークの家賃が高すぎるのを学校が心配して、手配手数料を安くしてくれているのかも知れませんね。

というわけで、先ほどの4週間のホームステイ費用とこの手配手数料を合算すると、以下のようになります。

都市名 ホームステイ費用4週間分 手配手数料 合計金額
ニューヨーク 194,400円 11,280円 205,680円
ロサンゼルス 144,000円 23,160円 167,160円
ハワイ 135,600円 26,400円 162,000円
サンフランシスコ 147,960円 11,160円 159,120円
ボストン 146,400円 10,800円 157,200円

これはあくまで相場であり、学校によって安いところも高いところもあることを覚えておきましょう。

2.繁忙期の値上がり

夏休み、冬休みの時期は日本人に限らず世界中からの留学生が殺到しますので、ホームステイ費用が高めに設定される場合もあるようです。

学校によってその上げ幅が違いますので、例をいくつか見てみましょう。

例1)Geosボストン

通常期:$285/週
繁忙期(6月21日~8月22日):$310/週

例2)Stafford Houseサンフランシスコ

通常期:$300/週
繁忙期(7月3日~8月27日):$330/週

例3)LSIニューヨーク

通常期:$490
繁忙期(6月19日~8月28日):$525
繁忙期(12月24日~1月2日):$545

このように夏、冬の値上げを実施している学校もあればそうでない学校もありますので、留学される方は学校に値段を確認するようにしましょう。

3.昼食代

昼食はホームステイでは出ないことがほとんどですので、ここでも費用が発生することを忘れないようにしましょう。

アメリカではサンドイッチやハンバーガーなどの軽食でしたら約$6、その他レストランではチップ込で$12くらいまでで食べられることが多いです。

4.交通費

ホームステイに直接掛かる費用ではありませんが、バスや地下鉄といった交通費も忘れないようにしましょう。

通常、語学学校の寮は学校の近くにあることが多い一方、ホームステイの場合は通学時間が30分から1時間ほど掛かることが多いようです。

つまり、ホームステイにはその分の交通費が上乗せされるということです。都市にもよりますが、通常、バスや地下鉄のパスは$20(約2400円)/週ほど掛かると見ておいた方が良いでしょう。

学校によってホームステイの値段が違う理由

ここまでいくつかの学校のホームステイ費用をご紹介しましたが、同じ都市内でも学校によって費用に差があることにお気づきいただけたと思います。そしてホームステイをはじめとした滞在費は、留学全体の費用に占める割合が大きいですので、その差は侮れません。

ではなぜ学校間でホームステイ費用に差があるのでしょうか?考えられる理由はいくつかあります。

  • ホームステイ先の選定基準(ロケーション、家の設備など)の違い
  • 学校が直接手配しているか、外部業者に委託しているか
  • 学校/外部業者のマージン

これらのどの要素がどれくらいの割合で価格の差を生みだしているか正確なことは分かりません。しかし、自分の支払う金額に納得するためにも、こういった違いがあると知っておくことは大切だと思います。

まとめ

ホームステイは食事も付き、ホストファミリーとの時間も過ごせるので、寮よりも高いと思われていることもありますが、実際はどちらかというと寮より安いことの方が多いようです。

【留学+ホームステイ】が最強の英語勉強法である3つの理由」で紹介した通り、ホームステイは英語学習にもってこいですので、ぜひ一度試してみていただきたいと思います。

 

次の記事は「自分で探せばこんなに安い!ホームステイ費用を節約する方法!

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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