留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。
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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
最近は中国・武漢発のコロナウイルスが話題になっていますね。
「あれは中国の話、日本人には関係ない」と思っていませんか?または、「日本でも疾患した人もいるみたいだけど、自分は大丈夫だろう」と思っていませんか?
私は医学専門ではありませんが、この件について、アメリカ留学する人が知っておくべきことを書きたいと思います。
一言で言うと、あなたのアメリカ留学がリスクに晒される危険性があると思うのです。
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まずこの記事を書いている2020年2月14日現在、感染者数は数十人、死者一人となっております。
この数字だけ見ると、大したことないのでは?騒ぎすぎでは?と思ってしまいませんか?だって、インフルエンザに疾患する人もそれが原因で亡くなる方も毎年もっと多いですからね。
まず2月12日に、外務省から以下の発表がありました。
在中国在留邦人及び海外渡航者におかれましては,上記を踏まえ,また今後,その他の中国各地においても状況が急激に悪化する可能性も念頭に,情報収集等に万全を期すとともに,日本への早期の一時帰国や中国への渡航延期を至急御検討ください。
この知らせを以てすべての在中国日本人が帰国するかどうかは分かりませんが、多くの日本人が帰国を検討すると思います。対象は中国全土ですから、何万人という日本人が帰国することになるでしょう。
すると、その内の何人、何十人、または何百人かはコロナウイルスに感染している可能性があります。
現時点では何万人という帰国者すべてに検査を行うことも、隔離することもできないと思います。
ということは、ウイルスに感染しているけれども発症していない人が家族とともに過ごしたり、人と会ったり、電車に乗ったりするわけです。そこから爆発的な感染が考えられます。
現時点ではコロナウイルスの広まりは、始まりに過ぎないように思います。
実際、本日世界の3分の2がコロナウイルスに感染するという衝撃的な報告がありました。
最終的な感染者数は数十億人に達する可能性がある。
また、AIの試算では死者数は最終的に5千万人を超えるとの報告もありました。
来月中旬~下旬までに感染者は25億人超、死者は5千万人を超えるという結果が出たというのだ!
これらの報告が正しいのかどうかは分かりません。というか分かる人は誰もいないでしょう。ただし、それについて言及する人がいるということは、可能性はあるということではないでしょうか?
この状況で、日本は世界にどう思われているのでしょうか?
まずミクロネシア連邦は、2月5日の段階で日本を「感染国」に指定、日本人の直接入国を禁止しました。
そして2月14日、ミクロネシア連邦とマーシャル諸島共和国は海上自衛隊の入港、上陸を拒否しました。
つまり、日本人は行けない国が出てきたということです。
これだけではありません。
2月6日には、韓国政府は日本への渡航を自粛するよう国民に呼びかけました。
そして2月14日、台湾も日本への渡航に注意喚起するようになりました。
つまり、日本はコロナウイルスについて危険な国という認識が広がっているのです。
今後日本での感染者数、死亡者数が増えれば、日本への渡航を禁じる国も増えてくるでしょう。
実際、2月12日時点で128か国が中国人の入国を禁じたり、何らかの規制をしています。なぜ中国人が規制されるかと言えば、当然感染者数が多いからです。
ということは、日本も感染者数が多くなれば渡航規制対象になりかねないということです。
では、現在アメリカにいて、アメリカ留学をしている人が気を付けることはあるでしょうか?
まず、日本への一時帰国はよく検討した方が良い、はっきり言えば控えた方が良いということです。
これは私の憶測も踏まえてのことですが、もし日本で感染者数が増えた時、アメリカ政府は容赦なく日本人の渡航を規制すると思います。
考えてみてください。トランプ大統領は「America First!(アメリカ第一優先)」と言って選挙に勝ちました。その大統領がコロナウイルス感染の危険性のある外国人をたくさん受け入れたいでしょうか?アメリカ人の命を危険にさらすようなことをするでしょうか?
アメリカは今年大統領選挙があります。こんなことで失敗して選挙に悪い影響を及ぼしたくないはずです。そのためには、やるべきことはスパッとやると思います。実際、1月31日の時点でアメリカは既に中国を訪れた人の入国を禁止しています。
これはとても早い対応です。日本とは決断のスピード感が全然違います。
ですので、もし一時帰国している間に日本人の入国規制が行われた場合、留学を中断せざるを得ません。もしその措置が何か月も続いたらどうすればよいでしょうか?I-20はどうなるでしょうか?アメリカの部屋の家賃はどうなるでしょうか?
どうなるかはその時になってみないと分かりません。これはすごいリスクです。
アメリカでは、ルールはルールです。交渉してどうにかなるものとは考えない方が良いでしょう。
ちょっと一時帰国したために、留学生活が強制終了になった、なんてことのないようにしましょう。
これからアメリカ留学する人は、もしかしたら渡航日を早めた方が良いかもしれません。なぜなら、いつ日本人が入国禁止になるか分からないからです。
もし学生ビザを取得してアメリカ留学するのであれば、入学日より30日前から入国できます。ですので、早めに渡航しておくのは一つの手でしょう。
ESTAで短期留学する人は、留学時期自体を前倒しすることを検討しても良いと思います。
アメリカに入国してから「日本人だから帰れ」と言われることはありません。入国してしまえば問題なしです。
でも問題は入国なので、そこを早くクリアした方が良いということですね。
それから、渡航規制が掛かって渡航できなくなった際に、飛行機のチケットはキャンセルできるか確認しておきましょう。
キャンセル費の掛からないチケットだったら問題ないでしょうが、格安チケットなどはキャンセルそのものが出来ない場合もあります。ただし渡航規制が掛かれば飛行機も飛ばないでしょうから、その時は返金はあるかもしれません。
また、現地での滞在先の費用も、返金してもらえるかどうかは気がかりなところですね。
いずれにしても、そういうリスクもあるということは織り込んでおきましょう。
日本ではマスクが街中から消えるほど売り切れが相次いでいます。
ではアメリカではどうなのでしょうか?
あぁ、アメリカ人マスクしないのに品切れってどういう事かと思ってたけど、やっぱりそういうことか。 https://t.co/uumIwGJDN5
— 田淵隼人(ぶっち)🇺🇸留学カウンセラー (@RyugakuMaster) February 12, 2020
アメリカでもマスクが品薄のようですが、買っているのはどうやらアメリカ人ではなく中国人のようです。
そもそもアメリカ人はマスクをしません。どんなに風邪が流行ったって、マスクはしません。そういう文化なのです。
そこで問題は、アメリカ人はマスクをしている人をどう思うかということです。
日本人は予防の観点から、また人に移さないという観点からマスクをしますが、これは日本ならではの考え方です。アメリカでも通じるとは思わない方が良いです。
逆にアメリカでは、「重病だからマスクをしている」と思われてしまいます。つまり、マスクをしている人=ヤバイ奴、なのです。
アメリカではマスク姿のアジア系が差別されてますね。
日本人も人ごとではありません。
動画で仲裁役になっている、バシャールで有名なダリルアンカみたいな人もいるのが救いですね。https://t.co/3FGHEtvg5v
— 松田 豊@独りネット起業15年目 (@ytk_matsuda) February 12, 2020
アメリカ人はマスクをしないため、今年は猛烈にインフルエンザが流行っているようです。
それでもマスクをしないアメリカ人の行動は非合理的にも見えますが、マスクをするという文化がない国なのでどうしようもないです。
そんな国で、マスクをすべきかどうかは判断の分かれるところだと思います。ウイルスを防ぐためにはした方が良いと思いますし、人種差別的な扱いを受けるくらいならしない方が良いとも思います。
でも、手洗い、うがいは何も言われることはないですので、しっかりしましょう。
衛生面でアメリカは日本に劣る部分がありますので、日本よりさらに注意しましょう。
(例、ピザを食べる時は手で食べるでしょうから、除菌シートみたいなもので手を拭いてから食べるなど)
コロナウイルス<COVID-19>は今後どうなるかは分かりませんが、楽観視は禁物です。
この記事も数か月後に「あんなに心配する必要なかった、アホみたいな記事」と思われるかも知れません。でも、それでいいです。いや、その方が良いです。
でも、リスク管理はできることを最大限するのが基本です。最悪の事態を想定する必要があります。そして、3.11の東日本大震災の時のことを考えても、今回のコロナウイルスに対する政府の対応を見ていても、日本人は「最悪の事態を想定する」ということが非常に苦手なように思います。
その意味で、注意喚起を促したいと思いこの記事を書きました。(バレンタインデーの夜にね(笑))
アメリカにこれから留学する人、すでにしている人、そして留学は関係なくともこの記事を読んだすべての人の安全と健康を祈っています!
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