トランプ大統領が就任しても安心してアメリカ留学をしてよい3つの理由

トランプ大統領が就任しても安心してアメリカ留学をしてよい3つの理由

当ブログは、サポート無料の格安アメリカ語学留学エージェント「留こみ!」代表ぶっちが、留学、アメリカ、英語、人生論などについて綴ったブログです。

 

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みなさんこんにちは、留学カウンセラーのぶっちです。

1月20日にドナルド・トランプ大統領が就任しましたね。

昨年11月の大統領選挙の後、何人かの方から「トランプさんが大統領になるからアメリカ留学が心配です」という声を聞きました。

また、そんな声は私の元だけに届いたものではなく、他のところにも届いているようで、とある語学学校からは「大丈夫ですから安心して生徒さんを送ってくださいね」との連絡メールまで入りました。

とは言え、心配な方はいらっしゃるでしょうから、「本当に大丈夫なの?アメリカの治安が悪くなったりしない?」ということを、ぶっちならではの視点で語ってみたいと思います。

確かにトランプ大統領は型破り

トランプ大統領と言えば、これまでの型破りな発言が注目されてきました。

「メキシコとの国境に壁を作る」「不法移民は強制送還する」「イスラム過激派のテロリストを根絶する」なんて発言もありましたし、女性に対して侮辱的とも言える過去の発言が取りだたされたこともありました。

それ以外にも、これまでのアメリカの伝統的な方針を一から見直すような発言や行動もありました。

こうしたことを見て、これからアメリカ留学をしようとした人にとっては、「アメリカはどうなっちゃうの?」という気持ちが沸いて来てしまったようですね。

確かに、これまで政治経験のないトランプ氏が大統領になることで、どんな国になるのかという不透明感は非常に高いと言えるでしょう。

トランプ大統領の求めるのは、「強いアメリカ」

「Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国にする)」「America First(アメリカ第一)」をモットーにして選挙戦を戦ったトランプ大統領ですから、強いアメリカを作っていくことが彼の政策の根本にあります。

そのためには、海外から仕事をアメリカに戻し、インフラを整備し、アメリカへの投資を呼び込む。また、不必要な海外への介入はしない、というようなビジネス的思考ですね。

留学生にとってのトランプ大統領の不安要素とは?

ではそんなトランプ氏が大統領になることによって、留学生にとってはどんな心配があるでしょうか?
次のものが一番主要な心配ではないかと思います。

  • 治安が悪くなるのでは?
  • 日本人を初めとした外国人に対して人種差別などが広まるのではないか
  • 学生ビザ発給などの面でこれまでより条件が悪くなるのではないか

といったところでしょうか。

では、これらの不安要素が実際にはどうなるのか、私なりに考えてみたいと思います。

トランプ大統領就任で治安はむしろ良くなる?

まず一つ目の不安点は、アメリカの治安が悪くなるのでは?ということです。私の元に来る相談メールもこれが一番多いですね。

でも私は、アメリカの治安はむしろ良くなるのではないかと思っています。

というのは、アメリカに行けば分かりますが、治安の悪い場所というのは経済的な問題を抱えているエリアであることがほとんどだからです。

産業が廃れ、失業者が溢れるような街は、やはり犯罪が増えます。日本などの海外メーカーに敗れ、自動車者産業が没落したことで治安が悪くなったデトロイトはまさにその典型と言えるでしょう。

デトロイトの治安は異常!それでもホントに行きますか?

逆に、ニューヨークやサンフランシスコといった景気の良い街は、治安は改善傾向にあります。

トランプ大統領の方針は、「海外に奪われた仕事をアメリカに戻す」「大規模な公共投資をする」「超大型減税をする」といった景気を良くする政策ばかりですから、景気は良くなる可能性があります。(上手くいくかはもちろん分かりませんが。)

そのため、トランプ氏が選挙に勝ってから、アメリカの景気に対する期待感が膨らみ、株価はかなり上昇しましたしね。

もしトランプ大統領の政策が上手く行き、経済が良くなり、失業者が減れば犯罪も減ります。つまり、治安は良くなるということですね。

もう一つ、トランプ大統領は不法移民を強制送還すると言っています。そんなことが出来るのかどうかは分かりませんし、「メキシコからの不法移民は犯罪者ばかり」という彼の主張が正しいのかは分かりませんが、経済的に困窮した不法移民が犯罪行為をするということは十分にあり得ることです。

その意味では、不法移民を減らす政策は、治安の安定化に繋がるかも知れません。

さらに、イスラム過激派のテロリストを根絶すると言っています。これは中東の話なのかアメリカ内部の話なのかは分かりませんが、ビジネスマンのトランプ氏からすると、あまり関係のない中東の話よりも、むしろアメリカ内部のテロリスト予備軍に対する措置であることが考えられます。

つまり、アメリカ内部での取り締まり強化が想定されると思います。そうなれば、もちろん治安の安定化に繋がることでしょう。

「Great America」は「アメリカ人が安心して暮らせる国」という意味もあるでしょうから、治安の良い国という意味も含まれていると思います。

アメリカに人種差別主義が広まる?

「アメリカ人のための国づくり」ということは「アメリカ人以外には住みにくい国になるのでは?」と思ってしまうかも知れません。

それに、不法移民の強制送還の発言などもあり、「外国人に厳しい国になるのでは」「それが最終的には人種差別や外国人差別を助長するのでは」という不安もあると思います。

でもそれは留学生には当てはまらないと思います。

なぜかというと、トランプ大統領が厳しく批判するのは不法移民であり、留学生は不法移民ではありません。合法的にアメリカに滞在しているのです。

しかも、留学生はアメリカにお金をもたらします。学費や生活費を留学生が支払うということは、アメリカが潤うということです。ビジネスマンであるトランプ大統領がそれを排除することはまず考えられません。

実際、海外留学生はアメリカ経済に年間$360億ドル(約4兆円)をもたらしているそうです。そんな一大ビジネスを自ら手放すわけがないですよね。

逆に、どこの国も留学生の呼び込みに必死ですし、それは日本も同じです。日本の大学に外国人留学生が増えているのは、日本政府がそういう政策をとっているからなのです。なぜならそれが、日本にとってメリットをもたらすと政府は考えているからですね。

だから、留学生という「お客さん」は、これからも大歓迎されると思います。

学生ビザの発給が厳しくなるか?

上記のように、留学生はドル箱です。それを手放すことはないでしょうから、心配は必要ないと思います。

ただ、今でも学校の出席率や成績が悪いと退学処分となり、アメリカに合法的に滞在することが出来なくなってしまいますが、この傾向はより強くなるかも知れませんね。

それから、留学後に就労ビザを取得したり、OPTを取得するのはもしかしたら難しくなるかも知れませんね。現時点ではまだ分かりませんが、アメリカで働くということが「アメリカ人の職を奪っている」と考えられるようであれば厳しくなる方向ではないかと思います。

不安の理由はメディアにあり?

ここまで留学生である我々の不安が高まったのは、メディアに原因があると私は思います。だって、「トランプ大統領」といった時に、ポジティブなニュースは一つもなく、全部ネガティブですよね。アメリカのメディアなんか、選挙期間中は明確に「反トランプキャンペーン」をしていました。

それでもトランプ氏が選挙に勝ちました。得票数ではヒラリー・クリントン氏の方が上回ったものの、勝ったのはトランプ氏です。ということは、アメリカ国民の過半数とは言わないまでも、半数弱の人達がトランプ大統領を望んだのです。

そんな「望まれて就任した大統領」についてネガティブなニュースしか出てこないというのは、明らかに偏っていますよね。

我々もそれに流されてはいけませんし、そういったメディアに流されなかった人たちがトランプ氏を大統領にしたと言っても過言ではないでしょう。

日本人留学生の留学先は「反トランプ」

赤い州が、トランプ氏が選挙で勝った州。日本人に人気の留学先はほとんど青ですね。

もう一つ、「アメリカがトランプ一色で人種差別主義的になるのでは」と恐れている方は次のことを知っておくと良いでしょう。

アメリカは街によって政党の支持基盤が違います。

日本人が留学先として選ぶのは、ニューヨークやボストンを初めとした東海岸、ロサンゼルス、サンフランシスコ、サンディエゴ、シアトルを初めとした西海岸、それからハワイが多いですね。

これらの街は、圧倒的にヒラリー・クリントン氏が優勢だった街です。いわば、「反トランプ」な街です。

つまり、それらの街に留学するということは、トランプ大統領に熱狂した人達はかなりの少数派なのです。

ということは、それらの街では、これからも人々の意識が大きく変わることはないでしょう。

大統領が変わると人々の意識は変わるのか?

大統領が変われば政策が変わりますから、国としての方向性は変わるでしょう。

しかし、人々の意識というものはそこまで変わるのでしょうか?

例えば、「Change」を掲げて大統領を務めたオバマ大統領時代、アメリカ人の意識が「Change」したかというとそんなに変わらなかったのではないかと思います。

初の黒人大統領ということで期待も大きかったですが、実際には白人の警官が黒人を銃殺するという痛ましい事件が何度もありましたし、それに伴い暴動などもいくつか発生しました。

その意味では、「Change」を掲げたオバマ大統領でさえ、人々の意識までは変えられなかったのです。

「オバマでそれなら、トランプになったらもっと酷くなるのでは?」と心配されるかも知れませんが、それもあまりないと思います。あなたも野田首相から安倍首相になって、人格が変わりましたか?変わりませんよね。

だから、人種問題というアメリカの問題はこれまでもこれからも存在するとは思いますが、それは誰が大統領になるかということとは関係のないことだと思います。

まとめ:安心してアメリカに留学しよう!

色々な不確実性はありますが、それでも安心してアメリカに留学しましょう。むしろ、本当にアメリカが再度偉大な国になるのであれば、それは同盟国である日本にとっても良いことであるはずですし、偉大な国になるプロセスを自分の目で見てみたくないですか?わたしだったらそう思いますね。

ぜひこれからも、自信を持ってアメリカを留学先として選びましょう!

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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