バレーパーキングとは?知らなきゃ恥かく、海外での駐車方法

バレーパーキングとは?知らなきゃ恥かく、海外での駐車方法

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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

今日は日本ではあまり見かけることのない、バレーパーキングという駐車方法についてお伝えします。

アメリカやヨーロッパではかなり色んな場所で見かけるサービスですし、海外滞在中にレンタカーなどで運転をする機会があればきっと使うことがあると思います。

知らないと駐車場の前で「何それ?どうすればいいの?」となってしまいますので、そうならないように事前に仕組みを学んでおきましょう!

バレーパーキングとは?

バレーパーキングとは、駐車を係員にお任せできるサービスです。ホテル、レストラン、カフェ、コンサートホール、病院、カジノ、ショッピングモールなどで見かけることができます。

「駐車くらい自分ですればいいじゃん」と思うかも知れませんが、通常バレーパーキングがある場所は、さまざまな理由で駐車がしにくい場所にあります。

例えば繁華街のレストランでは駐車場が近くになかったり、ホテルでは大きな荷物を持っているゲストが駐車場からフロントまでかなりの距離を歩かなくてはいけなかったり。そんな不便な場所でも、係員が車の出し入れを代わりにしてくれるという便利なサービスです。

どっちが正しい?バレーパーキングとバレットパーキング

インターネットで検索すると、サイトによって「バレーパーキング」と書いてあるサイトもあれば「バレットパーキング」と書いてあるサイトもあります。この違いはどこから来るかというと、英語のスペルを「Valet」と書くところから来ています。

英語の辞書によっても「バレー」と発音するものと「バレット」と発音するものに分かれているようです。つまりどちらも誤りではないようです。しかし多くは「バレー」としており、発音は「va-ley(ヴァ レイ)」で、レイの部分にアクセントが来るものが多いようです。

実際にアメリカ人が発音する際も、「va-ley(ヴァ レイ)」と発音する場合が多いですので、このページではそれに合わせて「バレーパーキング」と呼びたいと思います。

ちなみに、Valetは「お手伝いさん」という意味です。

 

バレーパーキングの使い方は

バレーパーキングの使い方は次の通りです。

駐車する時

1.ホテルやレストランのエントランスに車を乗りつけます。ホテルなどでは、バレーパーキングはこちら、セルフパーキングはこちら、という風に、上の写真のように分かれていることがあるので、自分の希望するほうを選びましょう。

2.エンジンは掛けたまま、鍵も残したまま、必要な荷物を取って係員に車を渡します。「バレーパーキング、プリーズ」と言えばそれで十分です。

3.車を渡す際に、引換券をもらいます。これでおしまいです。

出庫する時

1.引換券を係員に渡します。ホテルではドアマンに伝えても良いでしょう。

2.支払いをします。ホテルに宿泊する場合は、バレーパーキング代もチェックアウトの時に合わせて請求されている場合がありますので、チェックアウトの際にレシートを確認しましょう。もしホテルに宿泊せず、食事やイベントへの参加だけの場合は、ここで支払いが必要です。

支払いの際には、チップも一緒に払いましょう。チップは通常$1~2を駐車代金に足せばOKです。チップに関して詳しくは「これでバッチリ!アメリカでのチップの相場と払い方」をご覧ください。

3.荷物がなくなっていないか、車に傷がついていないかを確認しましょう。その場を離れてから車の傷や凹みに気が付いても、誰がその傷をつけたのか証明しにくくなってしまいますので、この時点でチェックすることが重要です。

これでおしまいです。難しくはありませんね。

その他バレーパーキングの使い道

バレーパーキングはどんな場合でも使えます。例えば、ホテルのすぐ近くで食事や観光などをする場合、例えホテルを利用しなくてもホテルのバレーパーキングに駐車することが可能です。

また、バレーパーキングで車を預けている間に洗車のサービスを提供している場合もありますので、希望する場合は「カーウォッシュ プリーズ」と伝えましょう。

バレーパーキングの注意点

バレーパーキングを利用するに際していくつか注意すべき点がありますので、次の通りお伝えします。

1.引換券をなくさないこと

引換券をなくした場合、その車があなたのものか証明するのがなくなってしまいます。もし無くしてしまったら、まずは係員にその旨伝えましょう。その後、免許証の提示を求められたり、特定の用紙に必要事項への記入を求められるようです。内容は、車のメーカー、車種、色、ナンバープレートの番号、車の中の荷物などです。

待ち時間も長くなりますし、係員も車を探すのに苦労する場合がありますので、車が見つかった際には少しチップを多めに払うようにすると良いでしょう。

また、ホテルに宿泊する場合は、バレーパーキングの引換券番号と部屋番号が紐づけされていることが多いですので、特に心配する必要はありません。

2.車はすぐには出てこない

車の出庫をお願いしてから、待ち時間が発生することがあります。繁華街のレストランなどでは近隣の駐車場から一方通行の道をぐるりと回って出てくる必要がある場合もあります。

またコンサートなど、大勢の人が一気に出てくる時には、出庫待ちだけで30分以上掛かるようなケースもありますので、時間に余裕を持つようにしましょう。

3.車内になるべく物を入れておかない

車を預けたあと、「やっぱりあれが必要だった」と荷物を取り出す場合、また係員に車を取ってきてもらう必要があります。時間と手間がかかりますので、なるべくそういうことの無いように気をつけましょう。

また、海外ではどこでどんな盗難が発生するか分かりませんので、車の中に貴重品を置くことは必ず避けましょう。バレーパーキングの係員といえど、完全に安心しきらない方が良いでしょう。

4.値段が高い場合がある

バレーパーキングは通常の駐車場より高くつく場合がありますので、お金を節約したい人は気をつけましょう。レストランなどでは滞在時間も長くないため、価格も低め($5など)からあるようですが、街の中心部で長時間滞在するような場所でのバレーパーキングは、それなりのコスト($20~30など)がかかる場合がありますので、時間と手間を考えてバレーパーキングを利用するか検討しましょう。

まとめ

日本人にはなかなか馴染みのないバレーパーキングですが、アメリカやヨーロッパで運転をするのであれば、一度や二度は使う機会があると思います。重い荷物を持っている場合などは便利なサービスですし、駐車場の限られた場所では使わざるを得ない場合もあります。

そんな時「えぇっ、バレーパーキングって何?」と驚かないように、この記事があなたのお役に立てれば嬉しく思います。

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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