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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
みなさんがアメリカの大学に留学しようと考えた時、どんな大学を選べば良いでしょうか?
アメリカの大学と言えば、最初はコミュニティカレッジに入ってから4年制大学に編入するパターンと、最初から4大に入るパターンの二つがあり、インターネット上では「こっちがいい!」「いやこっちだ!」という意見が飛び交っております。
もちろん最初からハーバードなどの超一流大学や、4年制の一流州立大学・私立大学に入れるのであればぜひそうしていただきたいと思いますが、入学の難易度から多くの方にとってはなかなか現実的ではありません。
そのため、現実的な路線として「小規模の私立大学」「地方の州立大学」「コミュニティカレッジ」というところが挙がってくることになります。
今日は、それぞれのメリット・デメリットをご紹介した上で、間違いのない大学の選び方についてお話したいと思います。
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あなたが大学を選ぶ際、何を基準に選ぶでしょうか?重視する点は人それぞれ違うと思いますが、大きく分けると次の5つになるのではないかと思います。
ということで、今日はこれらの5つの観点をそれぞれのタイプの大学で一つずつ見ていきたいと思います。
ここでは数ある私立の中でも、「リベラルアーツ・カレッジ」と呼ばれる大学について見てみたいと思います。リベラルアーツ・カレッジとは生徒数3000人以下程の小規模な私立大学で、ほとんどの学校が全寮制であり、大学全体が一つのコミュニティのように一体化したカレッジ・ライフを送ることができるのが特徴の大学です。
多くのリベラルアーツ・カレッジは地方の小規模な都市や田舎にあり、研究よりも一人一人の教育に力を入れています。
お金にある程度余裕があり、パーソナルな教育を重視する方向けです。教授から直接指導を受ける機会の多さや生徒一人一人に対するサポートの手厚さは大規模な大学にはないものだと思います。また4年間寮で学友と築く深い人間関係は、一生ものの大切な絆になると思います。
地方の州立大学と一口に言ってもさまざまな大学があります。全米ランク上位に入るような一流大学、いわゆるPublic Ivy(パブリック・アイビー)もあれば、どちらかというともう少しローカルで、研究より実践的な教育を行っている大学などがあります。
前者は例えばカリフォルニア大学バークレー校、バージニア大学シャーロッツビル校、ミシガン大学アナーバー校などが挙げられますが、それらの大学に1年次から入学するのはかなりの難関と言えますので、ここでは後者の大学について取り上げたいと思います。
後者の代表的な例としては、カリフォルニア州立大学、ニューヨーク州立大学、アリゾナ州立大学などです。
4年制大学に4年間通い、かつ学費が高くなりすぎないように抑えたい人には向いていると言えます。4年間同じ大学に通うことのメリットとしては、大学での深い友人関係を築くことができたり、クラブ活動などを通してアメリカのカレッジライフを満喫できることが挙げられます。
また、論理よりは実践的な教育に重きを置いている学校が多く、卒業後社会に出てすぐに活きる知識や技術を学べることも特徴の一つと言えるでしょう。
入学にはTOEFLやIELTSといった英語スコアの他、高校での成績が見られることが多いようです。
コミュニティカレッジは元々は地元民(コミュニティ)のために作られた2年制大学であり、学費が安い点が特徴です。また、修了後には4年制大学の3年次に編入することができるため、編入を視野に入れて入学される方が多いようです。
もし行きたい4年制大学があるのであれば、その大学がどのコミュニティカレッジからどれ位の人数の編入生を受け入れているかを調べてみると良いでしょう。
編入生をたくさん受け入れている大学は、U.S.Newsのページで見ることができます。
入学はTOEFLやIELTSといった英語試験のスコアさえ確保すれば可能なため、英語力にまだ自信のない方や、2年間勉強した後に一流大学への編入を志望する人には向いている。また、授業料も安いため、費用を抑えたい人には一番適している。
いかがでしたでしょうか?三つの違うタイプの学校の特徴が分かっていただけたと思います。
紹介した三つの学校はタイプがまったく異なるため、一概にこれがいい、これは良くないということはできません。あなたがご自身に一番合うと思ったタイプの学校を選んでいただければと思います。
ではどのような学校を選べば良いかということですが、これは非常に難しいものがあります。本や留学エージェントなどから情報が得られる学校だけで何十校もあると思いますし、その中からたった一つの、自分にピッタリの学校を選ぶことは至難の業です。
また、得られる情報も玉石混交です。中には明らかに間違った情報もあり、そういったものを信じて決断をしてしまった場合には、「こんなはずではなかった」ということになってしまいます。
私のお勧めとしては、4年間行く大学を、日本語で得られる情報だけを頼りに選ばないということです。日本語で得られる情報は非常に限られており、かつ情報が古かったり偏りがあったりするためです。
もし必要な情報を現地から英語で取ることができないのであれば、私は次の三つのいずれかをお勧めします。
三つの中でも、私は2.と3.が良いと思っています。まず1.の場合はいつ正しい情報が入手できるようになるか分からず、スピードも遅いのが欠点です。一方、2.であれば語学力を伸ばしながら現地の情報も得ることができますし、3.の場合はリスクを2年間に限定できるからです。
また、大学に行く10代後半から20代前半という時期は、気持ちの移り変わりも激しいものです。今「こうしたい」と決めたことが、2~3年後にも同じようにやりたいことであるとは限りません。
それに、「田舎の落ち着いた環境で勉強に集中できる」と思っていたキャンパスも、「狭い世界でつまらない」と感じないとも限りません。
そういった意味で、2年後に大学の場所も専攻も変えられるコミュニティカレッジは、非常にフレキシブルでお勧めできると考えています。最初の2年間はさまざまな情報が集まる大都市で、残りの2年間は勉強に集中できる田舎町で、といった選択をすることもでき、アメリカの違った側面を見られるのも面白いと思います。
今回は三つのタイプの大学を紹介しました。それぞれに特徴があり、メリットもデメリットもあります。どんな街のどんな大学で学ぶかという大学選びは、留学生活そのものを左右する非常に重要な要素です。人の意見を鵜呑みにせず、しっかり調べた上で決断して欲しいと思います。
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