アメリカ留学費用はいくら?これで分かる、留学先・期間別完全版!

アメリカ留学費用はいくら?これで分かる、留学先・期間別完全版!

留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。

 

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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

アメリカ留学に行きたいあなた!それからお子様を留学させたいお父様、お母様。

「アメリカ留学っていくら掛かるの?」というのは非常に気になるところではないでしょうか?

この記事では語学留学及び大学留学に必要な費用をすべてお伝えします!

長い記事ですから、「全部読むのは大変そう!」という方は下の目次を見て興味のあるところへ飛んで下さいね。

*この記事の為替レートは、$1=110円を想定して書いています。

 

期間別、アメリカ語学留学に掛かる概算費用

まずは日本人の留学スタイルとしては一番ポピュラーな語学留学からいってみましょう。

語学留学に掛かる費用ですが、都市、学校、プログラム、滞在方法などによりピンキリというのが正直なところです。ですので、まずここでは大まかな費用をお伝えし、後で詳細な内訳をご案内させて頂きますね。

 

1週間の場合:約14~20万円
1か月間の場合:約35~50万円
3か月間の場合:約70~100万円
6か月間の場合:約130~200万円
1年間の場合:約250~400万円

 

ざっとこれくらいでしょうか。

これを見ると、「何にいくら掛かってるの?」「高い場合と安い場合の違いは何?」「どうしたら費用を抑えられるの?」という疑問があると思いますから、次に説明させていただきますね。

 

アメリカ語学留学に掛かる費用内訳

それでは詳細を見ていきましょう。費用は都市、学校、プログラムなどにより大きく異なりますので、安めのパターンと高めのパターンの両方をご案内しますね。

まず、語学留学に掛かる費用は以下のものがあります。

入学金

語学学校の入学金はほとんどの場合1~2万円前後です。

学費

学費は安い学校と高い学校の差が大きいです。また、週何レッスン受講するかによっても大きく異なります。概算の費用は以下の通りです。

 

【短期留学(3か月未満の場合)】

学生ビザを取得せずにESTAだけ申請し短期留学する場合、週に18時間未満の受講が可能です。週18時間未満のグループレッスンの学費は、安い語学学校では週$150(約1.6万円)、高い語学学校では週$450(約5万円)ほどです。

 

3か月未満の短期留学であっても、「ガッツリ英語の授業を受けたい!」という方は学生ビザを取得することで週18時間以上の受講が可能となります。

その場合の費用については、次の中長期留学の費用をご参照ください。

 

【中長期留学(3か月以上の場合)】

3か月以上留学する場合は学生ビザの取得が必要となり、最低でも週に18時間以上の授業を受講することが義務付けられています。18時間以上であれば何時間授業を受けても良く、学校によっては18時間のプログラムを2つ(合計36時間)受講することも可能ですが、多くの学校では週25時間程度のプログラムが設けられているようです。

そして授業料は、週18時間(1日約3.5時間×週5日)の場合と週25時間(1日約5時間×週5日)ではもちろん異なります。

週18時間程度のコースの場合、安い語学学校では週$150(約1.6万円)、高い語学学校では週$450(約5万円)ほどです。この費用は学生ビザ無しで短期留学する場合の費用と大体同じくらいですね。ということは、長期留学をすると、授業時間数が増えたのにも関わらず授業料が変わっていない、つまり割安になっているということが言えます。

週25時間程度のコースの場合、安い語学学校では週$180(約2万円)、高い語学学校では週$540(約6万円)ほどです。

 

教材費

教材費は数千円~1.5万円ほど掛かります。

多くの語学学校では入学日にレベルチェックテストがあり、その結果を基にクラス分けされ、そのクラスで使われている教材を購入することになります。

また、1~3か月に一度はレベルアップしていくことになりますので、その都度新たな教材を購入する必要があります。

学校の掲示板には「使い終わった教材売ります!」なんて張り紙が出ていることもありますし、一つ上のレベルの方と知り合うことができれば「次の学期であなたの教科書使いたいから、不要なら売って!」と事前に声をかけておけばお互いにとってメリットがあるでしょう。

また、1週間の超短期留学の場合などは学校が教材を貸してくれることもあります。

学校によっては教材費が最初から含まれていることもありますし、その都度現地で買う必要があることもあります。

 

滞在費

滞在費は学費と並んで非常に大きなウエイトを占める部分です。場合によっては学費よりも高く、留学で一番掛かるコストである場合もあります。

滞在費は都市や学校によって大きく異なりますが、平均的な相場を知っておくと良いでしょう。

 

【ホームステイの場合】

朝夕二食付の場合、ニューヨークであれば週$420(約4.6万円)ほど、ニューヨーク以外では週$340(約3.7万円)くらいが大まかな目安と言ってよいでしょう。ニューヨークの場合は、マンハッタンとそれ以外の地区で費用を分けている学校もあるようです。

それから、ホームステイもB&B(ベッド・アンド・ブレックファスト)という夕食抜きのプランを提供している学校もあり、その場合は朝夕二食付きの費用より週$80(約1万円)ほど安くなっているようです。

1週間の夕食代を1万円にしようとすると1食当たり約1,400円ですから、ファストフードや簡単なもので済ませる場合は少し費用を浮かせることもできるでしょう。

ただし、ホームステイの醍醐味は何といっても夕食時のホストファミリーとの団らんの時間だと思いますので、それを無くしてしまうのは少しもったいない気もしますね。

 

【寮の場合】

寮の費用は一概にお伝えすることは難しいです。理由としては、ホームステイは概ね郊外の住宅地にあるものの、寮は市街地にあることが多く、街のど真ん中にあるかちょっと外れかというだけで大きく異なるためです。

そのため、同じ都市でも学校Aの寮は週$300(約3.3万円)、学校Bの寮は週$600(約6.6万円)など、倍半分の違いがあったなんていうこともあります。

それから、学校によっては寮の部屋タイプが一人部屋のみという場合もありますし、一人部屋、二人部屋、四人部屋とさまざまタイプの部屋を提供している場合もあります。

そのため寮費は一概には言えませんが、大まかな目安としては、一人部屋の場合はニューヨークで週$600(約6.6万円)、その他の都市では週$500(約5.5万円)、二人部屋の場合はニューヨークで週$500(約5.5万円)、その他の都市では週$350(約3.8万円)、四人部屋があるケースは少ないですが週$200(約2.2万円)くらいと考えておきましょう。

ほとんどの寮では食事の提供は無く、これらの費用に食費は含まれていませんから、四人部屋に入らない限り、ホームステイより高くなると考えておいた方が良いでしょう。

 

【学校がホームステイや寮を手配する際の手数料】

語学学校にホームステイや寮の手配を依頼する場合、手配手数料として約1~3万円掛かります。そのため、「1週間だけホームステイしたい」というような場合には手数料が割高になってしまいますね。

そんな時は自分でホームステイ先を探すことも可能ですので、検討してみると良いでしょう。

こちらの記事もご参考にどうぞ:
自分で探せばこんなに安い!ホームステイ費用を抑える方法!

 

【ルームシェアの場合】

ルームシェアの探し方は、インターネットで探す方法もありますし、学校の掲示板やクラスメイトなどからの情報など頼りにする方法もありますが、いずれにしても学校スタッフや留学エージェントではなく自分で探すことになります。

都市や立地によっても変わりますが、アメリカの主要都市の留学生の多いエリアでは、月当たり$650~$850(約7.2万円~9.4万円)ほどの部屋に住んでいる生徒さんが多いようです。都市としては、ニューヨークとサンフランシスコが高く、この二都市の場合は月当たりプラス$100~$150くらいは見込んでおいた方が良いかも知れません。この費用で個室を確保でき、キッチンとバスルームはルームメイトと共有という形になるようです。

この費用には水道、電気、ガスといったユーティリティーと呼ばれる費用やインターネットが含まれている場合もありますしそうでない場合もありますので、入居前に確認するようにしましょう。

 

 

航空券代

航空券はまず、直行便か経由便かで大きく異なることを覚えておきましょう。例えば関西国際空港からロサンゼルスまでは2018年11月現在では1便しか直行便が飛んでおらず、11月のある日の往復チケットは16万円台でした。1便しか飛んでいないと、航空会社からすると競合がいないわけですから、やはり高くなりがちですね。

一方、同じ日の経由便では、中国を経由することで7万円台まで下がります。アメリカに行くのに反対方向の中国に行くのは無駄な気もしますし、時間も掛かりますので好みもあると思いますが、価格第一に検討したい人は経由便の方が大幅に安くなる可能性があることを知っておきましょう。

それからもう一つ、長期留学の人は留学後の帰国日が確定しない場合がありますね。例えば大学に留学する方は、次にいつ帰国するか分からないというケースもあるでしょう。

こういったケースでは、1年以内に必ず日本に帰って来るけれど帰国日は分からないということであれば、オープンチケットを検討してみると良いでしょう。オープンチケットは旅行会社などで取り扱っています。オープンチケットは帰国日を後から変更できるというメリットはありますが、その分チケット代は高めに設定されているようです。

もう一つの方法としては、片道券だけ購入して渡米し、帰国時に別途帰国便の航空券を手配するという方法です。これも往復の日程変更ができないチケットよりは高くなると思いますが、仕方ないと言えるでしょう。オープンチケットは基本的に1年以内のみ有効ですので、1年以内に必ず帰国するか分からない場合は片道券で渡米しましょう。

往復券を購入して帰国便のチケットを捨てるという方法も考えられますが、この方法は多くの航空会社では禁止されているようです。罰則がある場合も考えられますので、もしこの方法を検討されている場合は事前に航空会社に確認するようにしましょう。

 

保険代

アメリカの病院で治療を受けるとなると非常に高くつきますので、留学の際は必ず保険に入るようにしましょう。(アメリカで虫歯治療をする場合は保険の適用外となることが多いですので、アメリカで治療するよりも飛行機で日本に帰って治療した方が安上がりなんていう話もあるくらいです。)

保険はアメリカの会社と日本の会社のどちらでも大丈夫ですが、そのメリットとデメリットを知っておきましょう。

 

【アメリカの保険会社】

  • 保険料が安いことが多い
  • 医療保険のみのことが多い
  • 緊急時の対応が英語のみになる可能性がある

【日本の保険会社】

  • 保険料は割高
  • 医療保険に加え、盗難に遭った時もカバーできる旅行保険もついていることが多い
  • 日本語対応可

 

ですので、費用重視の方はアメリカの保険会社、安心感をお求めの方は日本の保険会社が良いでしょう。アメリカの保険であれば月に3千円~1万円程、日本の保険の保険料は月に1万円~2.5万円ほどのことが多いようです。(留こみ!のお客様は日本の保険を選ばれる方が多いようです。)

 

それから、大学では指定の保険の購入が義務付けられる場合があります。例えば私の留学していたサンタモニカカレッジやUCLAでは指定の保険の購入が義務付けられておりましたので、その期間中は日本の保険にダブルで加入する必要はありません。

 

食費

アメリカでは、外食は高く自炊は安い傾向があります。これは日本でも同様ですが、アメリカで外食をする場合はチップの支払いなども必要になるため、よりこの傾向が強いようです。

もちろんどんなものを食べるかにもよりますが、ファストフードのセットで$6~$10(約660円~1,100円)、日本で800円くらいの感じの定食セットのようなものが$10~$18(約1,100円~2,000円)くらいは掛かります。ちょっとお洒落なレストランなどに行けばすぐに3,000~5,000円くらいは掛かるでしょう。

一方、アメリカのスーパーはそこまで高くありませんので、自炊をするメリットは大きいと思います。パンやパスタなどは100円均一のようなお店でも買えますし、冷凍食品も$5(約550円)程度でスーパーで売っています。お肉や飲み物などは大きな単位で安く売っていますので、冷凍庫と電子レンジをうまく活用すると安くできるでしょう。

 

こちらの記事も併せてどうぞ:
アメリカの物価は高いのか?スーパーマーケットで現地調査してみた結果

 

また、日本人の多い大都市には日系スーパーもあり、納豆でもかまぼこでも何でも売っています。しかし、アメリカへの送料が掛かっている分、費用は日本よりは高めです。また、中国系や韓国系のスーパーでは日本の食材なども安く売られているケースがありますので、活用すると良いでしょう。

ホームステイの場合は朝食のみということもできますが、基本的には朝夕二食付きとなり、ホームステイ代には二食分の費用が含まれています。ですので、ホームステイ期間中は昼食だけ外で食べることになりますね。

学校にお弁当を作って持って行くのは中々難しいと思いますので、学校のカフェテリアや近隣のレストランで外食をすることになります。外食は高めですので、気を付けた方が良いポイントではありますね。中には、ホームステイ先によっては前日の夕食の残りを次の日の昼食用にタッパーに詰めてくれるホストファミリーもいると聞いたことがありますが、それは非常にラッキーな例ですね!

まとめると、ホームステイの場合は昼食のみで月に2万円ほど、寮やルームシェアの際の三食分の食費は月に4万円ほどが目安となるでしょう。

 

subway

交通費

留学生の方の多くはバスや地下鉄といった公共交通機関を利用することになるでしょう。その際、1週間パスや1か月パスを利用すればどこに行く時も費用を気にせず行くことができ便利です。

例えばニューヨークでは$121(約13,000円)で地下鉄とバスに30日間乗り放題の券が販売されていますし、ロサンゼルスでも$100(約11,000円)で同様の券が販売されています。ロサンゼルスの場合、学生証を提示すれば$43(約4,700円)とお得になりますので、活用しましょう。

とは言え、ニューヨークのマンハッタンのように地下鉄やバスが発達していればそれだけでどこにでも行けますが、そうでない場合はタクシーやUber/Lyftなどのタクシーアプリを利用することもあるでしょう。Uber/Lyftもエリアによっては定額制のサービスが提供されていますので、よく使うようであれば検討しても良いと思いますが、やはりバスや地下鉄の方が割安ですので、基本は公共交通機関+必要に応じてUber/Lyftという使い分けをすると良いでしょう。

こちらの記事も併せてどうぞ:
アメリカ留学に必須のUberとは?知らなきゃヤバい、この快適さ!

交通費についてまとめると、ニューヨークの場合は月に約1.5万円、その他の都市では約1万円見込んでおくとよいでしょう。

 

携帯代

もし日本で利用しているスマートフォンをアメリカでも使いたい場合は、日本のスマートフォンのSIMロックを解除し(SIMフリー化)、アメリカのSIMカードを差し込めば大丈夫です。これでアメリカでも通話やインターネットが楽しめます。

日本の携帯会社と同様、インターネットの通信量や通話量によって費用は異なりますが、月々$30~$60(約3,300円~6,600円)ほどで利用できるようです。

 

ビザ申請費

アメリカの学生ビザ(F1ビザ)を申請する際は、DS160申請費が$160(約1.8万円)、SEVIS費が$200(約2.2万円)必要で、ビザ申請手続き中にクレジットカードなどで米国大使館に支払う形となります。

また、ビザ申請をする際にはI-20という書類を学校から送ってもらう必要がありますが、この書類発送費が6千円~1万円ほど掛かる場合もあります。

 

留学エージェント手数料

留こみ!では留学エージェント手数料は無料ですが、多くのエージェントでは手数料が発生するようです。手数料はサポート費が10万円ほど、ビザ申請サポート費が2万円ほど、その他さまざまな手数料が発生するようですので、しっかりチェックするようにしましょう。

また、留学エージェントによっては為替リスクヘッジと言い、現在の為替相場よりも少し上乗せされた為替レートを適用しているようです。実際は$1=110円の時に、見積金額を$1=115円で計算するなどです。

例えば学費とホームステイ費などで1万ドル掛かる場合、本来は110万円で済むところが115万円になっていたなんてことになりますので、しっかりチェックするようにしましょう。(留こみ!ではこのような上乗せはしておりません。留学は費用が大きいので感覚が麻痺してきますが、5万円の差は大きいですよね!)

 

生活用品

ホームステイや寮に住めば住まいに関する費用が別途必要になることは無いと思いますが、その反面費用はルームシェアに比べて高くなりがちです。一方、ルームシェアは月々の費用は安く抑えられる可能性がありますが、必要に応じて生活必需品を揃えなければならないことを考慮しましょう。

例えばルームメイトがアメリカ人の場合、炊飯器がない可能性が高いでしょう。またお部屋に机がなかったり、毛布が必要になったりすることもあるでしょう。

新品を買うのであれば、やはりAmazonなどのオンラインショッピングは安いでしょうし、近くにWalmartやTargetといった生活品全般を安く販売している店があれば利用しましょう。

それから、中古の個人売買も積極的に活用しましょう。例えば日本人留学生が炊飯器を購入し、帰国時には多くの場合売って帰ることになります。びびなびなどを使えばそういった中古品を安く買えますし、使い終わったものを中古品として売ってから帰国すれば費用を抑えることができるでしょう。

 

お小遣い

お小遣いも忘れてはいけない重要な費用項目です。お小遣いは人によって何にどれくらい使うのかが異なりますので一概には言えませんが、日本と同じか、少し多めに見積もっておいた方が良いでしょう。例えば日本で月に3万円使う人であれば、4万円くらいは見積もっておいた方が良いでしょう。

アメリカは外食が高いと先にも書きましたが、飲み会をするとやはり高くなってしまいます。アメリカではスーパーでお酒を安く販売していますので、お酒をみんなで持ち寄って、ホームパーティーにした方が安上がりになるでしょう。

 

注意点

その他、語学留学の費用について注意点をお伝えします。

 

スペシャルプログラムの費用は別途発生する

留学先の語学学校で一般英語以外のコースを受講する場合は追加の費用が発生します。例えばビジネス英語コースやTOEFL対策コースは一般英語コースより高く設定されていたり、少人数制のエグゼクティブプログラム、マンツーマンレッスン、インターンシッププログラム、英語+ダンスというようなプログラムは別途追加費用が必要になります。

英語だけではない何かを学びたい人は、そのプログラムがいくらくらい掛かるのか、事前に確認しておきましょう。

 

安く語学留学する方法は?

ではどうすれば安く語学留学できるでしょうか?

一つ目は安い学校を選ぶということですね。例えば1年間の語学留学をする場合、安い学校と高い学校では100万円以上違いがあることがありますので、学校選びは重要です。

二つ目は滞在先をどうするかという点です。長期留学であれば、ルームシェアが一番安くなります。色々と買うものが出てきたりもしますが、月々の家賃の安さを考えるとルームシェアが一番安いと言えるでしょう。

一方、3か月未満の短期留学の場合は、ルームシェアも安いですが、場合によってはホームステイとあまり変わらなかったりします。ルームシェアで机や椅子やキッチン用品を買いそろえたり、トイレットペーパーや調味料などの消耗品を買いそろえることを考えると、ホームステイで朝夕二食付きにしてしまった方が安上がりになるケースは考えられます。例え安上がりにならなかったとしても、ショッピングやクッキングに費やす時間を考えると、短期留学ではホームステイは良い選択肢と言えるでしょう。

三つめは食費です。外食と自炊では大きな違いが出るのは先に書いた通りです。

四つ目は留学エージェント選びです。ここで20~30万円の違いはすぐに出ますから、しっかり抑えましょう。

五つ目は保険です。これも留学期間が長くなればなるほど大きな違いに繋がります。

まずはこの五つの大きな出費をきっちりと抑えるようにしましょう。それが抑えられた上で、航空券を経由便にしてみたり、日々の節約に注意したりする感じですね。

より詳細な情報は以下のページに書いておりますので、ぜひこちらも併せてご覧いただければと思います。

これで全部!アメリカ語学留学費用を安くする6つの方法

 

安い語学学校と高い語学学校の違いは何か?

留学費用を抑えるために学費の安い学校を選ぶ際、「安い語学学校に行くのは、英語力が伸びなかったり楽しめなかったりする可能性があるから不安」という方もいらっしゃるでしょう。

では語学学校の費用による違いは何でしょうか?

以下の通り高い語学学校と安い語学学校の特徴を簡単にまとめてみました。

高い語学学校 安い語学学校
クラス人数 少な目の傾向がある 多めの傾向がある
授業の質・生徒の満足度 高いことが多い 場合によっては低い
先生の質 経験値豊富な優秀な先生が多い 場合によっては新人や他校を解雇された先生もいる
アクティビティ 毎週または毎日行われる 回数は少ない
プログラムのバリエーション 多彩なプログラムを提供 一般英語コースのみの開講など、限定的
立地 街の中心部や大学キャンパス内など良い立地にあることが多い 街の中心部のこともあれば、郊外にあることもある
日本人の多さ 多い場合も少ない場合もある 多めの学校が多い
キャンパスのきれいさ・設備 きれいなキャンパスと最新の設備 授業を行うのに最低限の施設

これらの違いを知った上で、自分はどの部分は削れてどの部分はこだわりたいのか、検討してみましょう。こだわりが減れば減るほど価格の安い語学学校を選べると思います。あとは留学エージェントにも話を聞いて決めると良いでしょう。

注)エージェントによっては高い学校しか推奨しないところもあるようですので、色々な意見を聞いてみると良いでしょう。ぜひ留こみ!にも無料でご相談下さいませ。

 

大学付属の語学学校の費用は安い?高い?

もう一つ、大学付属の語学学校でも英語を学ぶことができます。例えば私の留学したサンタモニカカレッジにもESLコースはありますし、UCLAにもUCLA Extensionという講座がありそこで英語を学ぶことができます。

一般的に、私設の語学学校も大学付属の語学学校も英語力全般を強化するという意味では同じですが、どちらかというと私設の語学学校はスピーキングやリスニングといった英会話スキルを重視していることが多い一方、大学付属は大学に進学するために必要なアカデミック・ライティングやリーディングなどを重視しているケースが多いですので、自分がどういったスキルを強化させたいのかは明確にしておきましょう。

また、日本の大学を休学して留学する場合、留学先は大学付属の語学学校でなければならないなどの制約がある場合もあるようですので、その点はしっかり確認して語学学校を選ぶようにしましょう。

費用的に言えば、サンタモニカカレッジなどのコミュニティカレッジ(コミカレ)は費用的には安く、UCLAなどの総合大学の授業料は高めの設定となっています。UCLA Extensionの場合、私設の語学学校の一番高い学校よりも学費が高いですが、大学キャンパスで学ぶことができたり、大学の設備(図書館、ジム、カフェテリアなど)が利用できるなどのメリットもあります。

留学先選びは「何を重視したいか、どんな留学生活を送りたいか」といった点を明確にした上で学校選びをする必要があるでしょう。

 

コミュニティカレッジ留学に掛かる年間概算費用

語学留学の次はコミュニティカレッジへの留学に掛かる費用について書きたいと思います。

コミュニティカレッジ(コミカレ)と言えば、「コミュニティカレッジとは?コミカレって短大と何か違うの?」にも書いた通り、安い費用でアメリカの大学の1~2年次を履修することが可能です。

その費用は、学校によりもちろん異なりますが、大雑把に言うと学校に支払う金額が年間130万円~170万円くらい、その他生活費を含めると年間合計300万円前後となるようです。

 

コミュニティカレッジ留学に掛かる費用内訳

ではその内訳を見てみましょう。

留こみ!の提携先でもあるサンタモニカカレッジ及びシアトルセントラルカレッジの費用を例としてご紹介いたします。

 

【サンタモニカカレッジの例】

こちらのページに費用の例が記載されていますので、引用します。

 

  • 授業料:$11,100(約122万円。大学のページでは24単位で計算されていますが、2年で卒業するには年間30単位以上の取得が必要になりますので、30単位での計算をしています。)
  • 保健費:$70(約8千円。春秋学期と夏冬セッションすべてを受講した場合の費用です。)
  • 学生登録料:$78(約9千円。春秋学期と夏冬セッションすべてを受講した場合の費用です。)
  • 学生証発行料:$52(約6千円。春秋学期と夏冬セッションすべてを受講した場合の費用です。)
  • 健康保険代:$1,638(約18万円。初年度の費用。二年目からは$1,404。)
  • 教材費:$2,182(約24万円)

以上、サンタモニカカレッジに支払う年間費用合計:$15,120(約166万円)

  • 滞在費(ルームシェアの場合):約96万円/年
  • 食費:約50万円/年
  • 交通費:約10万円/年
  • 携帯代:約5万円/年

以上、学費+生活費の年間費用合計:約327万円

その他1年目のみ必要となる費用は以下のものがあります。

  • 航空券:約15万円
  • ビザ申請費:約4万円

以上、1年目のトータル費用:約346万円

 

【シアトルセントラルカレッジの例】

こちらのページに費用の例が記載されていますので、引用します。

 

  • 授業料:$9,457.5(約104万円)
  • 設備使用料等:$357(約4万円)
  • 教材費:$1,050(約12万円)
  • 健康保険代:$1,149.66(約13万円)

以上、シアトルセントラルカレッジに支払う年間費用合計:$12,014.16(約133万円)

  • 滞在費(ルームシェアの場合):約96万円/年
  • 食費:約50万円/年
  • 交通費:約10万円/年
  • 携帯代:約5万円/年

以上、学費+生活費の年間費用合計:約294万円

その他1年目のみ必要となる費用は以下のものがあります。

  • 航空券:約15万円
  • ビザ申請費:約4万円

以上、1年目のトータル費用:約313万円

 

university

4年制大学への留学に掛かる年間概算費用

次は4年制大学への留学に掛かる費用について書きたいと思います。

4年制大学の学費は大学によることもさることながら、公立か私立かといった点でも大きく異なります。

大雑把に言うと学校に支払う金額が年間150万円~700万円くらい、その他生活費が年間150万円前後となるようです。

 

4年制大学への留学に掛かる費用内訳

では大学別にどれくらい費用がかかるか内訳を見てみましょう。

 

【UCLAの場合】

まずは、公立大学(州立大学)としては知名度の高い、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)から見てみましょう。こちらのページに費用の例が記載されていますので、引用します。

 

  • 授業料:$42,217(約464万円)
  • 教材費:$1,509(約17万円)
  • 健康保険料:$2,225(約24万円)

以上、UCLAに支払う年間費用合計:$45,951(約505万円)

  • 滞在費(ルームシェアの場合):約96万円/年
  • 食費:約50万円/年
  • 交通費:約10万円/年
  • 携帯代:約5万円/年

以上、学費+生活費の年間費用合計:約666万円

その他1年目のみ必要となる費用は以下のものがあります。

  • 航空券:約15万円
  • ビザ申請費:約4万円

以上、1年目のトータル費用:約685万円

 

【CUNYの場合】

もう一例、NYで人気のCUNY(ニューヨーク市立大学)の例を見てみましょう。こちらのページに費用の例が記載されていますので、引用します。

 

  • 授業料:$18,000
  • テクノロジー代:$250
  • アクティビティ代:$360
  • サービス費:$30
  • 教材費:$1,364

以上、CUNYに支払う年間費用合計:$20,004(約220万円)

  • 滞在費(ルームシェアの場合):約96万円/年
  • 食費:約50万円/年
  • 交通費:約17万円/年
  • 携帯代:約5万円/年

以上、学費+生活費の年間費用合計:約388万円

その他1年目のみ必要となる費用は以下のものがあります。

  • 航空券:約15万円
  • ビザ申請費:約4万円

以上、1年目のトータル費用:約407万円

 

同じ公立大学でも費用が大きく異なることがお分かりいただけると思います。

では私立大学はどうでしょうか?

 

【USCの場合】

私立大学も学校により大きく費用が異なりますが、一例としてUSC(南カリフォルニア大学)を見てみましょう。こちらのページに費用の例が記載されていますので、引用します。

 

  • 授業料:$55,320
  • その他費用:$905
  • 教材費:$1,200

以上、USCに支払う年間費用合計:$57,425(約632万円)

  • 滞在費(ルームシェアの場合):約96万円/年
  • 食費:約50万円/年
  • 交通費:約10万円/年
  • 携帯代:約5万円/年

以上、学費+生活費の年間費用合計:約793万円

その他1年目のみ必要となる費用は以下のものがあります。

  • 航空券:約15万円
  • ビザ申請費:約4万円

以上、1年目のトータル費用:約812万円

 

大学は費用がやはり高いですね!

 

安く大学留学するにはどうすればよいか?

自炊をする、安いルームシェアなどを探すといったことはもちろん重要ですが、大学・大学院はとにかく授業料が大きなウェイトを占めますので、授業料の安い大学を探す必要があります。まずは公立大学から探してみることは必須でしょう。

とはいえ、大学・大学院は学歴として残るところですので、学費だけではなく、ランキング、評判、立地、その大学の強みなどを総合的に判断して決める必要があるでしょう。費用だけで大学を選び、その後の就職活動が上手く行かなかったとなっては投資に対するリターンが得られないことになってしまいますので、その点は注意しましょう。

それから、奨学金を探してみるのも必須と言えると思います。奨学金は返済が必要なものと不要なものに分かれており、受給資格はそれぞれ異なります。また、日本の財団などから支給を受けることも可能ですし、アメリカの大学に入ってから優良な成績を修めて受給することも可能です。

奨学金は申請すれば誰でも受給できるというものではありませんが、まずは申請できるものがありそうか、必ず調べてみるようにしましょう。

 

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車を買うかどうかも重要なポイント

もう一つ忘れてはいけない費用としては、留学生の中には車を購入される方がいますので、その費用を計算しておくことです。

アメリカに留学する場合、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコといった交通網の発達した都市では車は必要ないでしょう。一方、ロサンゼルスのようなあまり交通網の発達していない都市に長期留学(特に半年以上)される場合は必要性を感じることもあるでしょうし、郊外に留学される方なども必要性を感じるかも知れません。

郊外の方が安く留学できそうだから郊外の学校を選んだとしても、車を購入することにより実質的に高くなってしまったということもあり得ますので、注意が必要だと思います。

(もちろん、郊外や田舎であっても、大学キャンパス内の寮に住む場合などは不要かも知れませんので、留学前にそこの学生がどれくらいの割合で車を保有しているかは調べてみる価値があるでしょう。)

 

では車を購入する場合の費用はどれくらい掛かるでしょうか?

一例として、中古車を購入し、1年間使用した後に売却すると前提して算出します。例えば中古車としては$5,000~8,000程で十分走る小型セダンが買えるでしょう。一例として$6,000で車を購入し、1年後に15%値下がりした価格($5,100)で売却したとすると、車代は実質$900です。

その他の費用は、こちらのサイトを参考に記載します。

  • 車両代:$900
  • 保険代:$1,300
  • ガソリン代:約$1,000
  • メンテナンス代:約$1,000

合計:$4,200(約46万円)

ガソリン代はどれだけ運転するかにより大きく変わりますが、日々の生活圏を運転するだけならもっと抑えられるでしょう。(アメリカ人は長距離ドライブをよくしますので、算出された数字は高めに感じます。)

それから、メンテナンス代は大きく上下しますので、一概には言えません。故障の少ない日本車を選び、オイルチェンジだけで済むようでしたらもっと安くなるでしょうし、不運にも大きなリペアが必要になってしまう場合にはもっと必要かも知れません。

その他、登録料や運転免許試験代などもありますが、留学される州により異なりますし、いずれも大きな費用ではありませんので、ここでは割愛させていただきます。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?留学費用については色々なところでさまざまな情報が載っていますが、そこに記載されている費用は千差万別だと思います。この記事に記載されている費用よりももっと断然安い金額が記載されていることもあると思いますが、留学生を集めるために実際よりも安い費用を掲載している場合などもあると思います。

そのため、ある一つの情報だけを鵜呑みにせず、さまざまな情報源からしっかり調べてから留学先を決めていただきたいと思います。

その上でもし分からないことなどがあれば、ぜひ「お問い合わせ」からお気軽にご相談下さいね。

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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