留学前後には必ずTOEIC受験することをお勧めする理由

留学前後には必ずTOEIC受験することをお勧めする理由

留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。

 

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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

「あなたの英語力はどれくらいですか?」と聞かれたら、あなたはどう答えますか?初級?中級?上級?ビジネスレベル?ネイティブレベル?でも、例えば中級って、どれくらい?

あなたの思う中級と、他人の思う中級は必ずしも一致しないので、話が通じにくいんですよね。

だから、英語力が数値化できたら一番いいと思うんです。

英語力を測るテストには色々なものがありますが、僕はTOEICをお勧めしたいと思います。その理由を書いてみますね。

 

英語力を測るのにTOEICが良いと思う理由

英語力を測る試験として一番良いと思うのは、TOEICです。

なぜかというと、日本でもメジャーな試験の一つで、しかも数値化されているからです。

 

TOEICはメジャーな試験

英語力を測るテストは他にも英検、TOEFL、IELTS、ケンブリッジ英検、CASEC、Versantなどなど色々ありますが、知名度が高いのはTOEICと英検でしょう。

知名度の低いテストで「〇〇点!」とか「〇〇級!」というのは、その実力が人に分かってもらえないのであまり意味がないです。やるなら知名度のある試験を受験しましょう。

 

英語力が数値化される

これもTOEICの良いところだと思います。

例えば英検は2級、準1級、1級という感じの階級で表されますが、例えば準1級がどれくらいすごいのか、準1級と1級の差はどれくらいあるのかは、受験した人にしか分かりません。

でも、TOEICは990点満点で、数値化されるのです。

TOEICを受けたことのない人でも、「俺990点満点で800点だよ」と言えば、「へーかなり上の方のレベルなんだね」と分かってもらえるでしょう。

テストスコアを「私の英語力は大体これくらいですよ」と伝えるツールとして使うなら、TOEICの方が分かりやすいということですね。

 

他のどの試験でもなく、TOEICが良い理由

なぜかは分かりませんが、日本はTOEICがとても盛んなんです。特に企業で。

企業では、「英語をやれ!」というとそれは即ち「TOEIC〇〇点以上を取れ!」ということを意味します。例えば私が以前働いていた会社も、課長になるには730点以上なければならないというような決まりがありました。

つまり、社会人はたくさんの人がTOEICを受験しているんです。特に人事担当はTOEICの点数を気にしているんです。

ということは、「TOEICが何点か」というのは、日本で就職しようとしているなら絶大な影響力があるということです。

IELTS何点!と言っても「はぁ?」で終わってしまいますが、TOEIC何点!というと「すごいね!」「まだまだだね」「俺と比べたらマシだね」とかが一発で分かるのです。

英語力を就職活動に活かしたい、英語を使う仕事に就きたいと考えるなら、TOEICは必須でしょう。

 

TOEICスコアのない人は人事担当者からどう見られるか?

私は以前人事採用担当をし、大学生の面接をしていたことがあります。で、学生によってはTOEICスコアがなかったりするんです。

「海外営業をしたいんですよね。では英語力はどうですか?」と聞くと、「日常会話程度なら・・・」とかって聞かれるんですけど、それって全然意味が分からないんです。日常会話ってどんなレベルの会話やねーん!って。

僕だったら「ではちょっと英語で面接をしましょうか」ということもできたけど、それをやると「みんなの就職活動日記」でどう書かれるか分からなかったでやりませんでしたが(笑)。(個人的には何書かれても良いですが、企業としてやっていますので、好き勝手はできません。)

僕の場合はそんな感じですけど、多くの人事採用担当者は英語で面接なんかできませんから、「日常会話程度・・・TOEICのスコア無し・・・よく分からん・・・」で終わってしまいます。

すると、この学生が海外営業担当として採用される可能性はかなり狭くなってしまうでしょう。もったいないですね。

 

留学前後に1回ずつTOEICを受験すべき理由

留学前後に必ず1回ずつTOEICを受験しましょう。その理由としては、英語力の伸びを数値化できるからです。

例えばあなたが半年留学して、TOEIC750点になったとします。750点あれば履歴書にも書けますね。

でも、もともと何点だったか分からないと、どれだけ英語力が伸びたのかが分からないですよね。

400点→750点ならすごい伸びですが、700点→750点だったら半年留学した成果としては大した伸びではありません。

 

企業の人事は、あなたが留学したという事実自体を評価しているわけではありません。面接では、あなたが現地でどれだけ頑張ったのか、どんな困難をどう乗り越えてきたのか、そしてどんな力を身につけ、それをどう会社で活かしてくれそうなのかを見たいのです。

 

だから、半年間の留学で400点→750点になったのなら、ただその数字を伝えるだけではなく、「留学前はこんなところが弱かったから、それを克服するためにこんな工夫をして、こんな取り組みをして、こんな結果を出しました」と伝えた方が伝わりやすいんです。

同じ750点の人でも、もともと700点あった人なら半年間の留学中の取り組みがあまり見えてきませんね。

そしたら、人事からすると前者の人の方が、「自主的に物事に取り組める人」という評価をするかも知れません。

 

それから、ビジネスの世界では成果を数字で出すことが一般的です。企業としては、「頑張って営業活動しました」ということには価値はなく、「〇〇円売り上げてきました」に価値がありますからね。

同様に、「留学で英語学習を頑張ってきました」では企業側は評価しようがありません。数字で伝えないと他人の英語力の伸びなんて分からないんです。

だからTOEICを受験せず、留学した本人が自分の英語力の伸びを分かっていなければ、それを面接の場で伝えるのは非常に難しくなります。

 

だから、留学期間中の英語力の伸びを数値化するために、必ず留学前後にTOEICを受験しましょう。

 

TOEIC以外の試験を受験することは意味がないのか?

この記事ではTOEICを受験することを勧めてきましたが、これはあくまで対外的なものです。他人に対して、「英語力はこれくらいですよ」と分かりやすく伝えるためのツールとしてです。

 

でも本当は、正直に言って、僕はTOEICという試験は好きではありません(笑)。

 

ここまでTOEICを勧めておいて何言ってんの!って感じかも知れませんが(笑)。

TOEICはリスニング、文法、リーディングの力を測ることはできますが、ライティングとスピーキングがないんですよね。いや、あるにはあるんですけど、ライティングとスピーキングがないTOEICの方が一般的ですよね。

実際、ライティング&スピーキングを含めたスコアでなければダメ!という企業はほとんどないと思いますし、そもそもTOEICにライティング&スピーキングがあるということさえ知らない人が多いでしょう。

 

だから、TOEICのライティング&スピーキングを受験することは、対外的にはさほど意味はないです。

でも、自分の英語力の伸びを測る指標としては良いと思います。

自分の英語力の伸びを測る指標であれば、別にTOEICでなくても大丈夫です。ILETSでもケンブリッジでも英検でも、自分の好きなものを受けましょう。

あくまで、対外的にはTOEIC、自分用には好きなテストを受ければよいということですね。

 

まとめ

留学前後に、TOEIC試験を1回ずつ受験しましょう。

理由は、

  • 英語力を数値化し、就活などで英語力を伝える指標とする
  • 英語力の伸びを数値化するため

の二つですね。

自分の英語力を純粋に知りたい場合は、TOEICに加えて他の試験も受けてみると良いでしょう。

重要なのは、TOEICも受けた上で、他の受けたい試験も受けるということ。TOEICは必須です。今後も日本で生きていくのであればね。

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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