卒業生が語る、サンタモニカカレッジの評判とその真実

卒業生が語る、サンタモニカカレッジの評判とその真実

Photo: Courtesy of 三浦マキ様

留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。

 

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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

これまで「卒業生が教える、どこよりも詳しいサンタモニカカレッジ情報」「私がSanta Monica Collegeを選んだ3つの理由」でサンタモニカカレッジについてお話しましたが、学校の評判や実際に留学した人が感じたことも気になるのではないでしょうか?

というわけで、今回は私のサンタモニカカレッジ留学体験をもとに、サンタモニカカレッジの良いところと悪いところをすべて正直にお伝えしたいと思います。

サンタモニカカレッジの良かった点

それではまず、サンタモニカカレッジの良かった点から紹介したいと思います。

1.授業の質が良い

サンタモニカカレッジを出てから何年も経った今でも、強く記憶に残っている良いクラスがたくさんありました。

コミュニティカレッジはどちらかというと少人数制ですが、サンタモニカカレッジも多くのクラスが高校のクラスのようなサイズでした。そのため先生と生徒のやり取りも活発で、単純に授業を聞いてノートを取るだけのクラスではありませんでした。先生と生徒の議論が白熱することもあり、面白かったです。

簡単なクラスは一つもありませんでしたが、その分、とても良い学びの経験だったと思います。

2.良い先生が多い

良いクラスには良い先生がつきものです。UCLAへ編入後を考えても、印象的な先生がサンタモニカカレッジにはたくさんいました。

厳しい先生、面白い先生、世話好きの先生、とても知識豊富な先生、外国人の先生など色んな先生がいましたが、そんな先生方の授業を受けられたのは良い思い出です。

3.質問しやすい

少人数制であるため、先生と話をする機会をたくさん持てたのも良かったです。

授業後の教室や先生のオフィスなど、先生と話をする機会は非常にたくさんありました。また、何度も質問に行くと先生も「やる気があるんだな」と好意を持ってくれ、本当に親切に教えてくれることが多かったのも良かった点です。

4.留学生のサポート体制がしっかりしている

サンタモニカカレッジにはインターナショナルオフィスがあり、留学生の抱える質問や悩みは何でもそこで相談に乗ってくれます。

授業は何を取るべきか、専攻はどう決めるべきか、編入までのスケジュールはどうすべきか、編入が可能な学校はどんなところがあるかなど、何度もアポイントを取ってカウンセリングを受けました。そのため、「そんなこと知らなかった!」といって後で困るようなことは一切ありませんでした。

これだけしっかりと面倒を見てくれたのは、とても良かった点だと思います。

5.ワークショップやフェアなど、編入情報を提供する場を数多く設けている

サンタモニカカレッジは4年制大学への編入が非常に盛んな大学であるため、編入に関する情報提供の機会が非常にたくさんありました。

カリフォルニアの州立大学や私立大学に加え、州外の大学への編入情報を得られるワークショップなどもたくさん開催されており、私は都合の合う時はなるべく参加するようにしていました。

ワークショップの情報はこちらのページへ

また、学期に一度編入フェアが開催され、数多くの大学がキャンパスに集まり、編入情報を提供してくれました。集まる大学はカリフォルニアの大学はもちろん、アイビーリーグの大学やアメリカ国外の大学からも集まり、こんなに可能性が開けているんだと知るには十分すぎるほどでした。

編入フェアへの参加大学の一覧はこちら

6.図書館が綺麗

サンタモニカカレッジ図書館今はキャンパスがとても綺麗でモダンになっていますが、私の在学当時は至る所で工事中でした。そのため教室は仮のプレハブのような場所で受けることも多かったのですが、当時から図書館はとても大きくて綺麗なものでした。

私はあまり本を借りて読む機会はありませんでしたが、広々とした机を使うことができましたので、勉強場所としては最適でした。

サンタモニカカレッジの悪かった点

では次に悪かった点をお伝えします。

1.食べたいものがない

santa monica college食堂私が在学していた当時は、食べたいと思うものがあまりなく、お昼のたびに困っていました。(サンタモニカカレッジのホームページによると、今もほとんど変わっていないようです。)

ハンバーガー、ピザやメキシコ料理などを出すデリ、あとはサンドイッチなどの選択肢しかキャンパスにはありませんでした。学校の近くには、歩いていける距離に韓国料理屋、吉野家、バーガーキングなどがありました。

これくらいしかありませんでしたので、「またこれかぁ」と思いながら食べていました。この状況はUCLAに入ってからも変わりませんでしたので、アメリカの大学はどこもそんなものなのかも知れません。

2.駐車場が取れない

車を運転する人は、駐車場を探すのが大変で困ります。これはロサンゼルス全般に言えることですが、車が多すぎて本当に駐車場がないのです。ですから、私もサンタモニカカレッジ内の駐車場をぐるぐると周り、かなり無駄な時間を過ごしました。。。

一時期はビーチ沿いにサテライトの駐車場を学校が用意していましたので、わざわざ学校より遠くの駐車場まで駐車しに行き、そこからシャトルバスに乗って学校に行っていた時期もあります。

また学校の周辺は住宅街ですので、路上駐車もかなり厳しいです。私は時期によっては、学内の駐車パスを買うのを諦め、学校から歩いて10分程離れた場所に路上駐車し、そこから毎日歩いていた時期もありました。

UCLAに入ってからは、「駐車しにくい」ではなく「近隣に住む学生には駐車パスを売ってくれない」という状況でしたので、さらに酷かったです。ですので、よく「ロサンゼルスは車社会」と言いますが、車を持つことの不便さも考慮し、思い切って車を持たずに学校の近くのアパートを探すという方法も良いかも知れません。

(「車なしでも快適に過ごせる、アメリカの人気都市10選」でロサンゼルスは9位でした。)

3.設備が古かった

キャンパスがとても綺麗になった今では考えられませんが、私が在学していた当時は本当にプレハブのようなところで授業を受けることもありました。一度、後ろの席の人の貧乏揺すりが激しく、床が柔らかいため私はずっと波打っているような感じになったことがあり(笑)、あまりに酷いので「やめてくれ」とはっきり言ったこともあるほどでした。

当時は「新しい建物より、20階建てくらいの駐車場の方が必要なんだけどなぁ」とよく思っていました。

4.取りたいクラスが取れるとは限らない

サンタモニカカレッジは生徒数3万人を超す大規模校です。それでも各クラスサイズは20~40人ほどのことが多いですので、人気の教授の授業などは生徒が殺到します。そのため、受けたいのに受けれない授業というのも発生します。

特に入学して最初の学期はそうなります。入学後オリエンテーションを受けて、コースカタログをもらい、「どのクラスが楽しそうかな~」なんてカタログを眺めていると、クラス申し込みの時には受けたいクラスは全然空いていないということもあり得ます。

というのは、このページに記載してあるように、サンタモニカカレッジは卒業に近い生徒から優先的にクラスを取れるようになっているからです。つまり入学したての学生は後回しなのです。

よく「地元住民優先で、留学生は後回しなのでは?」という話を聞くことがありますが、そのようなことはありません。3000人以上の留学生を積極的に受け入れているサンタモニカカレッジがそのようなことをすれば、自らの評判を下げるだけですのであり得ないと思いますし、私もおかしいと感じたことはありませんでした。

それでも、取れない授業があるのは事実です。

そんな場合は、取れなくても学期の初めの授業には教室に行きましょう。そして最初のクラスは教室の後ろに立って受け、授業後に先生に「このクラスを受けたいです」と言うのです。すると、2~3週間もすれば授業をドロップ(そのクラスを受けることを止めること)する学生がいるのを見越して、授業を受けさせてくれることがよくあります。

「そこまでするの?」と思われるかもしれませんが、これは当たり前のように行われることですので、やらなければ損です。こういった情報は入学当初は知らないと思いますので、最初の学期を無駄にしないためにも、最初から必ずするようにしましょう。

(このページを読まれた方はラッキーでしたね!笑)

サンタモニカカレッジのその他の懸念点

サンタモニカカレッジキャンパスその他、インターネットを中心としてサンタモニカカレッジの評判が色々と語られています。その中には誤った情報もありますので、次の二点について正しい情報をお伝えしたいと思います。

日本人が多くて遊んでいる学校か?

日本人は800人~1000人ほどいます。全生徒が30000人で日本人が1000人ですと約3%です。多いといってもその程度です。約3%というと、30人のクラスで1人いるかいないかですので、あまり多いと感じることはないでしょう。

とはいえ、人気の先生のクラスですと日本人が数名いることもありますし、ESL(英語)のクラスには日本人がたくさんいます。

「日本人が遊んでいる学校」といっても、実際には単位をしっかり取らなければ学校に居続けることはできず退学となります。つまり学校にいる日本人はしっかりと単位を取っている人か、その内いなくなる人でしょう。

ですから、頑張っている人を見つけて友達になれるのであれば、日本人の多さはまったく気になることはないと思います。

学費が高い?

学費が安いのがコミュニティカレッジの良いところですが、その中で比較すると、サンタモニカカレッジは決して「一番安いコミュニティカレッジ」ではないようです。

例えば、ロサンゼルス近郊の他のコミュニティカレッジと比較すると、1単位辺りの授業料はこれくらい違うようです。

Santa Monica College:$335
Pasadena City College:$200
Glendale Community College:$195
El Camino College:$288

コミュニティカレッジでは2年間で最低60単位取ることになりますので、相当額の違いは出てきます。

例)サンタモニカカレッジとグレンデールコミュニティーカレッジを比較した場合

1単位当たりの違い=$335-$195=$140
60単位取った場合の違い=$140×60=$8,400($1=120円の場合、約100万円)

ということで、最も安い学校に行きたい人には向かない学校だと思います。その辺りも考慮した上で学校を選ぶと良いと思います。

まとめ

サンタモニカカレッジの良い点と悪い点をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

学校選びをする上では、すべての面で完璧な条件を満たす学校は簡単には見つかりません。大切なことは、色々な学校の良い点と悪い点を知り、その中で自分の希望と折り合いをつけながら最も希望に近い学校を選ぶことです。

サンタモニカカレッジを検討している方や、その他の学校と比較したい方に、この記事がお役に立てれば嬉しく思います。

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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