安全な街ナンバーワン!?ニューヨークの治安はどうなのよ?

安全な街ナンバーワン!?ニューヨークの治安はどうなのよ?

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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

先日【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングという記事を書きましたが、その中で何と、堂々の一位はニューヨークでした。

ニューヨークと言うと大都会であるがゆえ、どこか危険な香りもしますよね。だから私は多少意外に感じました。でも確かにニューヨークを実際に歩いてみると、とても安全な街であることがわかります。

それでもやっぱりニューヨークも海外の都市ですから、安全に慣れ切った日本人にとっては多少の危険を感じることもあるでしょう。

ということで、今日はニューヨークの治安にフォーカスを当て、みなさんの危険回避に役立てたらと思います!

 

ニューヨークの犯罪発生状況は?

まず、ニューヨークの全体的な犯罪状況を把握しましょう。
http://www.areavibes.com/new+york-ny/crime/

new york crime stats
一番右の列が人口10万人当たりの全米平均値、二列目がニューヨーク州、三列目がニューヨーク市です。四列目は犯罪発生件数であり、比較対象がありませんので特に見る必要はありません。

項目は上から、以下の通りです。

Total Crime: 犯罪合計件数
Murder: 殺人
Rape: レイプ
Robbery: 強盗
Assault: 傷害
Violent crime: 暴力犯罪合計
Burglary: 侵入盗
Theft: 泥棒
Vehicle theft: 車両盗難
Property crime: 窃盗犯罪合計

これを見ていただくと、まずトータルの犯罪件数がニューヨークは全米平均よりも低く、大都市としては全米一安全な街ということも納得できます。一方で、個別に数字を見ると、Robbery(強盗)とAssault(傷害)が多いことも分かります。

 

ニューヨークのエリア別犯罪マップ

では次に、ニューヨークの中の危険な場所を確認しましょう。

下の地図は、ニューヨーク市警が発表した、2015年1月~9月の犯罪件数を示したものです。

濃い色付けがされている所ほど、犯罪件数が多かったという意味です。

2015.1-9 nycこれを見ると、犯罪件数が多いのはマンハッタンの南半分とブロンクス寄りの北側、ブロンクスの南側、ブルックリンの北側、クイーンズのJFK空港周辺であることが分かりますね。

意外なのは、一番濃い色付けをされている場所、つまり一番犯罪件数が多いのがタイムズスクエアのあるニューヨークのど真ん中であり、その次がタイムズスクエアとセントラルパークの間のエリアということです。

実際にこの場所を歩いてみると危険な雰囲気というのはほとんど感じませんが、観光客の集中する場所でもあるため、スリなどの犯罪が起こりやすいということが予測できます。

少し古いデータですが、このページを見ると、ミッドタウンの犯罪は殺人やレイプなどに比べて窃盗、しかも高額のものが多いようです。下のチャートのGrand Larcenyというところがそれに当たります。http://www.dnainfo.com/new-york/crime-safety-report/manhattan/midtown

midtown crime breakdown

 

ニューヨークの危険な場所はここ

では具体的に、ニューヨークの危険なエリアを見ていきましょう。このサイトを参考にしたいと思います。地図上の番号を参考に、エリアごとの状況を把握しましょう。
http://www.newyork101.net/new-york-articles/10-dangerous-places-in-new-york-city/

ニューヨークの危険地帯2

  1. Brownsville(ブラウンズヴィル、ブルックリン):ニューヨークの殺人首都だそうです。高校のドロップアウトが多いこと、ドラッグが蔓延していること、低収入層が集まるエリアでもあります。
  2. Hunts Point(ハンツポイント、ブロンクス):売春やその他の犯罪が多い場所です。このエリアは歴史的であったり公園が多かったりしますが、地元民以外は行くのを避けましょう。
  3. Brooklyn Heights(ブルックリンハイツ、ブルックリン): 見た目は家族が楽しめそうな場所ですが、ここ数年で犯罪件数が増えました。ブルックリン橋、マンハッタン橋、自由の女神などの素晴らしい景色が見えるエリアですが、十分注意して行動しましょう。
  4. Flatiron District(フラットアイアン・ディストリクト、マンハッタン):ここでは暴力犯罪を恐れる必要はありませんが、ひったくりや窃盗が多発していますので注意しましょう。特にショッピングの後などは狙われやすいようです。
  5. Downtown(ダウンタウン、マンハッタン):観光で訪れる方の多い場所ですが、ニューヨーク市の中では犯罪の多い場所ですし、窃盗なども多発しています。ダウンタウンに観光に行く際は貴重品をホテルのセーフティーボックスに入れておくなどしましょう。
  6. Hell’s Kitchen(ヘルズ・キッチン、マンハッタン): 以前はギャングのたまり場でもあったこの場所では、強盗が発生することが時折あるようです。バッグをしっかり持ち、貴重品は見えないところにしまっておきましょう。
  7. Greenwich Village(グリニッチ・ビレッジ、マンハッタン):ショッピングやナイトスポットの集まるこの場所では、ひったくりや強盗、時には暴力犯罪も発生します。ここに行く場合は一人での行動を控え、夜はなるべく避けて昼間でも注意して行動しましょう。
  8. Clinton Hill(クリントンヒル、ブルックリン):この辺りは裕福なエリアで、19世紀中ごろ立てられた豪邸が並んでいます。一度低下した犯罪件数はまた上昇傾向にあり、強盗、泥棒、車の盗難などが発生しています。
  9. Bedford-Stuyvesant(ベッドフォードスタイブサント、ブルックリン):あまり観光でここに訪れることはないでしょう。ここは殺人や強盗が多く、ニューヨークの中でも指折りの危険な場所です。
  10. Midtown(ミッドタウン、マンハッタン):観光客は必ず行くエリアです。しかしこの場所では、スリ、強盗、暴力犯罪が発生しています。持ち歩く物には十分気をつけて行動しましょう。
自分の行く場所が安全か調べる方法

これからあなたが旅行、留学、駐在などで行く場所や住む場所がどんな場所かは、過去にその近辺でどんな犯罪があったかを見れば予想を立てることができます。

そんな時は、在ニューヨーク日本国総領事館のこのページで、発生した事件を見ることができます。

NY Japanese

 

ニューヨークでのその他注意点

先ほどの10か所の危険な場所には、ハーレムやサウスブロンクスが記載されていませんでした。これらの地域は以前と比べて治安が良くなってきてるのだと思いますが、最初にお見せしたニューヨーク市警の犯罪地図を見ると依然犯罪件数の高い場所ですので気をつけましょう。

また、意外にJFK空港も危険です。空港を出てすぐ「どこに行くんだ?連れってやるよ」と声を掛けられることがあります。これらは親切そうに見えて基本的にボッタクリですので、毅然とNOと言いましょう。

私もJFKに到着し、Air Trainに乗ろうとしたところでこのように声を掛けられたことがあります。「どこに行くんだ?」と聞かれたので「ニュージャージーだ」とだけ答えたのですが、「そうか、〇〇ドルでじゃぁ連れてってやるよ」と言われました。

「高すぎるね」と言うと、「何言ってんだ、ニュージャージーはニューヨークじゃなくて別の州なんだぜ?電車で行くのはそれはそれは大変だよ」と言われましたが無視しました。この時、ニュージャージーがマンハッタンから川を挟んですぐ対岸であることを知らなければ、「えぇっ?」と思っていたかも知れません。

ぜひ注意してもらいたいと思います。

 

まとめ

怖い話をたくさん書きましたが、【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングで書いた通り、ニューヨークはアメリカでは最も治安の良い街の一つです。

この記事で紹介した場所に行く際は気をつけること、夜は一人歩きしないこと、貴重品はなるべく持ち歩かないこと、かばんやショッピングバッグはしっかり持つことなどに気をつけていただければ基本的には安全だと思いますので、ニューヨークでの街歩きを楽しんでいただきたいと思います。

 

留こみ!ではニューヨーク留学のご案内をしておりますので、ぜひこちらのページも併せてご覧下さいませ。

ニューヨーク留学情報はこちらから

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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