ロサンゼルスの夜景
留こみ!は治安情報に精通したスタッフが、皆さまに安全かつ安心な留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いをさせていただいています。
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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
先日【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングという記事を書きましたが、その中でロサンゼルスは全米4位、世界17位の安全な街であることが分かりました。
でも、ロサンゼルスを舞台にしたアクション映画などが非常にたくさんあるため、どこか危険なイメージがありますよね?いつでも銃撃戦が行われていたり、カーチェイスが行われているイメージはありませんか?
アメリカのテレビを見ていると、実際にカーチェイスをヘリコプターから撮影し、実況中継が行われていたりします。それをずっと逮捕まで見続けるほど暇人ではないので最後まで見たことはないのですが(笑)、ある意味エンターテイメントの一つ(??)ではあります。
というわけで、今日はロサンゼルスの治安についてお話したいと思います。
Contents
まず、ロサンゼルスの犯罪発生件数とその内訳を見てみましょう。
http://www.areavibes.com/los+angeles-ca/crime/
一番右の列が人口10万人当たりの全米平均値、二列目がカリフォルニア州、三列目がロサンゼルスです。四列目は絶対値ですので、気にする必要はありません。
項目は上から、以下の通りです。
Total Crime: 犯罪合計件数
Murder: 殺人
Rape: レイプ
Robbery: 強盗
Assault: 傷害
Violent crime: 暴力犯罪合計
Burglary: 侵入盗
Theft: 泥棒
Vehicle theft: 車両盗難
Property crime: 窃盗犯罪合計
これを見ていただくと、まずトータルの犯罪件数がロサンゼルスは全米平均よりも低く、安全な街だということが分かります。一方で、個別に数字を見ると、Robbery(強盗)とVehicle theft(車両盗難)が多いことも分かります。
次は地図を見ながら危険なエリアを見つけましょう。濃い青色の場所は安全であり、色の薄い部分が犯罪発生件数が多い場所です。http://www.neighborhoodscout.com/ca/los-angeles/crime/
一般に言われる「ロサンゼルス」というのは、いくつかの市から成り立っております。そのため、市ごとに分かれての表示となりますが、一つずつ見ていきましょう。
まずはロサンゼルス市。
赤丸で囲った辺りの犯罪が多そうです。このエリアの詳細は後ほどお伝えします。
続いては観光スポットでもあるサンタモニカ市。
海沿いのエリアで少し犯罪が多いようです。
続いては高級住宅街のビバリーヒルズ市。
さすがにここは治安が良さそうですね。
続いてカルバーシティ。ここに観光で行くことはあまりないと思いますが、留学や駐在などで現地に住まれる方は十分に住む可能性のある場所です。
一部のエリアを除き、概ね安全と言えるでしょう。
次はトーランス市。ここは日系企業のアメリカ支社が集まる場所で、駐在員を初めたくさんの日本人が住んでいます。
ここも一部のエリアを除き基本的に安全と言えるでしょう。
次はガーデナ市。こちらはトーランス市に隣接しており、日本人コミュニティーのある場所です。
こちらも一部を除き大丈夫でしょう。
続いてはロングビーチ市。こちらは留学される方が多いエリアです。
ダウンタウンと呼ばれる中心部では犯罪が多いようです。
最後にイングルウッド市。こちらは基本的に日本人が行くことはないと思いますが、危険なエリアの一つとして知られているので表示します。
思ったほど悪くはなさそうですが、一部危険なエリアもあるようです。
これらは市ごとに分かれていますので、次は別の角度から、ロサンゼルスの全体像を把握すべく、2014年11月から1年間の間に殺人が起きた場所を示した地図を示します。
大きな赤印をつけたエリアは、サウスロサンゼルス、イングルウッド、コンプトン、ウィロウブルックといったエリアで、下の方の小さな赤印はロングビーチです。
大ざっぱに危険なエリアが分かったところで、もっと詳しく、「ここは危ない」というエリアを特定しましょう。今回は、「15 Areas in Los Angeles Where You Might Get Shot」という記事から紹介したいと思います。題名を直訳すると、「あなたが撃たれる可能性のあるロサンゼルスの15の場所」というすごい題名です(笑)。
前出の殺人の多い場所の地図とやはり一致しますね。
これまで紹介した場所以外にも気をつけるべきポイントがありますので、その点をお伝えいたします。
ギャングの多い場所:
街中のどこにでもギャングはいると考えた方が良いですが、ギャングの多い場所は簡単に見つけることができます。壁に落書きがあったり、空き家があったり、荒廃した工場、閉店したままの店、捨てられた車などがある場所です。こういった場所では暴力犯罪に加えドラッグや売春も問題ですので、一人で行かないようにしてください。
ホームレスの集まる場所:
ダウンタウン、リトル東京の少し南側の、Skid Row(スキッドロー)と呼ばれるエリアにはホームレスが固まっています。通常、ホームレスは危険ではありませんが、お金をくれと言われることがありますので、公の場で財布を開くことはせず、「Nothing today.」とだけ言いましょう。
ただし、ホームレスの中にはドラッグ中毒者もいますので、注意しましょう。
こんなに危ない場所がたくさんあって、ロサンゼルスはやはり危ない!という印象を持たれるかも知れませんが、ご安心ください。ここで紹介した地域に、日本人が観光、留学、駐在などで行くことはほとんどないからです。
特に、銃犯罪の多いサウスセントラルと呼ばれるエリア、前出の地図で薄い赤丸をつけたエリアですが、そこに行くことはまったくありませんので、関係のない話と考えていただいて大丈夫です。
しかし不安材料としては、4、5、11のエリアは日本人も行く可能性が大いにある場所だということです。
4はコリアタウンまでは行くことがあると思いますが、コリアタウンは人通りも多いので特に問題はありません。しかし、そこからダウンタウン方面、マッカーサー公園の方へ歩いて行くと危険ですので控えましょう。
5は住宅街ですので危険性はありませんが、夜の一人歩きは控えましょう。
少し気をつける必要があるのは11です。なぜならここは、ソーテル・ジャパンタウンという名の小さな日本人街だからです。ここを歩いても危険は感じませんし、日本人だけでなくアメリカ人も含めてたくさんの人で賑わいます。
しかし、405フリーウェイ沿いの道は暗く、車の音でうるさいですので、ここでレイプなどが発生する危険性があるようです。
しかしいずれも、昼間に数人で歩く場合は大きな問題になることはありませんので、気を緩めないように行動すれば大丈夫だと思います。
もし旅行、留学、駐在などでロサンゼルスに行くことが決まっている場合、そのエリアが安全か気になりますよね。そこで、あなたが今後行く場所でどのような犯罪が起こったのか調べる方法をお伝えします。
まずロサンゼルスタイムズ紙の近隣情報のページに行きます。
地図の右上に、これから行くホテル、学校、ホームステイ先などの住所を入力してみましょう。今回は試しに、空港近くのホテルの住所を入力してみます。
色々と出てきました。このホテルの周辺地域の人口、人種構成、平均年収、学歴、年齢、住まい、家族、ミリタリー履歴、祖先の祖国など、見ていて面白い情報が出てきます。
今回は犯罪に関して調べることが目的ですから、地図の上の「Crime」をクリックしましょう。
すると、このホテルの周辺でいつどんな事件が起きたのかが分かります。「DRAG THE TIMELINE TO SEE MORE CRIMES」というところを左右に動かすと、前後の日にちの犯罪活動が分かるようになっています。
犯罪の内容は英語で次のように表記されます。
Hom: Homicide: 殺人
Rape: Rape: レイプ
Aslt: Assault: 傷害
Rob: Robbery: 強盗
Burg: Burglary: 侵入盗
Theft: Theft: 窃盗
GTA: Grand theft auto: 車両窃盗
Veh: Theft from vehicle: 車両からの窃盗
これであなたが行く場所で何が起こり得るか想像がつきますので、しっかり対策を取ることができると思います。
ここまで色々と危ない情報を書きましたが、留学生として5年間ロサンゼルスに住んだ感想としては、危険をほとんど感じることがなかったということです。
もちろんニュースでは銃犯罪などが紙面を踊ることもありますが、そういったことに直面することはまずありません。なぜかというと、犯罪は起こるべき場所で起こるからです。
前出の地図を見て頂くと、やはりサウスセントラルと呼ばれる場所の犯罪が圧倒的に多いです。そして、ここに留学生が行くことはまずありませんし、例え興味本位であっても行ってはいけません。それだけしっかり守れば、日本人が観光、留学、駐在で行く場所はほとんどの場合は安全と言えるでしょう。
ロサンゼルスはそのイメージとは違い、全米平均よりも安全な街です。安心して行っていただければと思います。
しかしそれでも海外ではあるため、細心の注意を払うに越したことはありません。
この三点に気をつけて、ロサンゼルスを楽しんでいただきたいと思います。
留こみ!ではロサンゼルス留学のご案内をしておりますので、ぜひこちらのページも併せてご覧下さいませ。
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