スリ多発?ラスベガスを楽しむために知っておきたい治安情報

スリ多発?ラスベガスを楽しむために知っておきたい治安情報

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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

先日書いた【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングという記事で、ラスベガスは7位でした。なんと治安の良さそうなハワイ・ホノルル(8位)よりも良かったのです。

ラスベガスはギャンブルの街。お金という欲望が渦巻く街でもありますし、カジノやバーでお酒を飲んでいる人も多いため危険なイメージもありますが、実際はそれほど悪くないようです。

といってイメージで語っても実際のことは分かりませんので、この記事ではデータを用いながら、分かりやすくラスベガスの治安について書いてみます。

ラスベガスの犯罪発生状況は?

ではまず、ラスベガスの犯罪発生状況を見てみましょう。http://www.areavibes.com/las+vegas-nv/crime/

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この表の見方ですが、一番右の列は人口10万人当たりの全米平均犯罪発生件数、二列目はネバダ州、三列目はラスベガス、四列目はラスベガスの総犯罪発生件数です。

一番左の列の項目は上から順に、次の通りです。

Total Crime: 犯罪合計件数
Murder: 殺人
Rape: レイプ
Robbery: 強盗
Assault: 傷害
Violent crime: 暴力犯罪合計
Burglary: 侵入盗
Theft: 泥棒
Vehicle theft: 車両盗難
Property crime: 窃盗犯罪合計

これを見ていただくといくつかのことが見えてきます。

まず一つに人口10万人当たりのラスベガスの犯罪発生件数は全米平均より少し多めということです。ただしこれは、アメリカの田舎町の数字も含まれた上での平均値ですので、ラスベガスの様な街と比較するのも難しい点があります。

各犯罪の項目としては、Rape(レイプ)、Robbery(強盗)、Burglary(侵入盗)、Vehicle theft(車両盗難)が全米平均より多いようです。

こう聞くと、治安が悪いイメージを持ってしまいますね。。。

ではここからは、もっと細かく見ていきたいと思います。

ラスベガスのエリア別犯罪マップ

まず、ラスベガスのどのエリアが危険なのかを地図で確認しましょう。濃い青のエリアは犯罪の少ないエリアであり、色の薄いエリアは犯罪発生件数の多いエリアです。http://www.neighborhoodscout.com/nv/las-vegas/crime/2
これを見ると、やはり街の中心部で犯罪が多発しているようです。街の郊外は安全そうですが、どちらかというと、砂漠地帯であるため人がいないと言った方が正しいでしょう(汗)。

ではもう少しズームインして見てみましょう。赤く囲ったエリアが、観光客の行くことの多いエリアです。
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やはり、観光スポットのエリアはあまり安全とは言えないようです。このことからも、観光客をターゲットにした犯罪や、羽目を外しすぎた観光客(?)が起こす犯罪も多いのではないかと思います。

ラスベガスの危険な場所はここ

それでは具体的に、ラスベガスの危険な場所を特定していきたいと思います。ラスベガスの犯罪発生状況は、以下の情報源をもとに調べてみたいと思います。
http://www.cruise-addicts.com/forums/threads/safe-and-dangerous-places-in-las-vegas.153789/
http://www.fox5vegas.com/story/27473995/community-policing-turns-las-vegas-most-dangerous-neighborhood-around

1.Old Downtown Area(オールドダウンタウン):

Fremont(フレモント)通り沿い、もしくはフレモントをボルダーハイウェイに下っていく辺りは犯罪率が高いエリアとして知られています。

では実際にこのエリアで起きている犯罪を見てみましょう。赤線の道がFremontです。
http://spotcrime.com/nv/las+vegas#downtown%20las%20vegas%2C%20nv
4各種犯罪が右側に図で説明されていますが、それぞれ以下の通りです。

Arrest: 逮捕
Arson: 放火
Assault: 傷害
Burglary: 侵入盗
Robbery: 強盗
Shooting: 銃撃
Theft: 泥棒
Vandalism: 破壊
Other: その他

これを見るとAssault(傷害)が一番多く、その他にはBurglary(侵入盗)、Vandalism(破壊)、Theft(泥棒)、Robbery(強盗)なども何件か発生しているようです。

?マークもたくさんありますが、これに関しては具体的な情報を得ることは出来ませんでしたが、恐らく上記の項目に入らない軽犯罪だと思われます。

2.North Las Vegas(北ラスベガス):

ここも要注意エリアとして記載されていましたので犯罪発生状況を見てみましょう。
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ここでも図のようにRobbery(強盗)とTheft(泥棒)が発生しているようですが、件数としては多くないようです。

3.West Lake Mead and Jones Boulevard(ウェストレイクミードとジョーンズ通り):

このエリアの治安は以前に比べ劇的に改善しているようですが、それでもまだラスベガスの中では犯罪の多いエリアのようです。
6街の中心部からは離れたこのエリアですが、確かに北ラスベガスに比べて大分犯罪件数は多いようです。

これらのエリアを地図でまとめると、以下のエリアになります。
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青い3つの丸のエリアがこれまでご紹介した危険なエリアで、赤い四角のエリアが観光スポットの集まる場所です。ということで、皆さんがラスベガスで街歩きをする場所は、最も危険なエリアからは離れているということが分かったと思います。

でもそれは、観光スポットが安全ということではありません。最も危険な場所として紹介されていないというだけです。

ということで、皆さんが観光に行くエリアでどんな犯罪が起きているかも見てみましょう。
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Assault(傷害)、Theft(泥棒)、Burglary(侵入盗)が多発しているようです。?マークに関しては詳細がほとんど開示されていないようですが、何件か銃の不法所持もあるようです。

ラスベガスは観光都市であるため、このエリアのBurglary(侵入盗)は一般住宅へのものでなく、観光客を狙ったホテルでの犯行であることも十分に考えられますので気をつける必要があるでしょう。

ラスベガスでの日本人の犯罪被害

ラスベガスでの日本人の被害に関しては、外務省のホームぺージに記載がありましたので、そこから抜粋して紹介させていただきます。

  • カジノ・ホテルが立ち並ぶ通称「ザ・ストリップ」、ラスベガス・ブールバード(大通り)は比較的安全であるものの、人通りの少ない裏通りには薬物の売人や売春婦、泥酔者などがいるため危険
  • 日本人観光客は、スリや置き引きに多数遭っている。カジノに集中している時に、足元に置いたバッグなどが盗まれやすいため注意が必要。
  • 有名なカジノ・ホテルであっても盗難に遭うことがあり、就寝中に金品が盗まれるケースもあり。必ずチェーンロックを使い、貴重品はセーフティーボックスに入れておくことが重要。

ラスベガスで楽しんでいる間は危険への意識も低下しますので、しっかり気をつけるようにしましょう。

まとめ

ラスベガスは眠らない街であり、夜中にザ・ストリップを歩いても人通りがあるため危険な感じはしません。

しかし、お酒に酔った人が多いのも事実ですし、一歩裏道へ入れば危険が多いことも確かです。

銃犯罪などの身の安全を脅かす犯罪がそれほど多くなかったのは安心材料ですが、それでも窃盗などに遭う危険性はいくらでもあります。

それらの犯罪に十分気をつけて、ラスベガスの街を楽しんでいただきたいと思います。

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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