当ブログは、サポート無料の格安アメリカ語学留学エージェント「留こみ!」代表ぶっちが、留学、アメリカ、英語、人生論などについて綴ったブログです。
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皆さんこんにちは。アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
今回で5回目となるシリーズですが、「留学のメリットはズバリこれ!僕が留学で学んだ7つのこと」から、私自身の留学体験をもとに留学をお勧めする理由を書いています。
前回は「留学は辛いこともある。でも、そこに成長が待っているんだよ」というタイトルで、留学中に大変な思いをすることや辛い経験も、長い目で見れば大きな成長につながるということを私の留学中の事例を用いてお話させていただきました。
今回は、留学で海外に住み、その土地での経験がどれだけ私たちの世界に対する目を変えてくれるかという話を書いてみたいと思います。
Contents
海外留学をすると、あなたの世界を見る目は変わります。
世界中で毎日のように色んなことが起きていますが、そのほとんどはあなたに直接的な影響がないため、気にすることもないと思います。一方で、ある出来事が自分の出身地の近くで起きたというだけで他のニュースより興味を持ちますよね?
それはあなたが自分の出身地について、自分のこととして捉えているからです。逆にいうと、世界のどこかで起こっている事件は、自分のこととして捉えていないから流してしまうのです。例え戦争や飢餓などの悲劇が起きていたとしても。
しかし留学をしてみると、まず留学先の国のことを自分のこととして捉えられるようになります。例えばアメリカに留学した人にとって、アメリカでテロなどの事件が起これば、自分の地元で起きたことのように重大な事件と思えるのです。
また、留学をすると、同じように世界中から集まった留学生と知り合うようになります。すると、世界のどこかで経済的な混乱があったと聞けば「あの人の家族は大丈夫かな?」とか、宗教的対立があったと聞けば「そういえばクラスメイトのあの人が自分の体験を話してたな」など、自分に密接な関係があることとして捉えることができるようになるのです。
私もアメリカ留学中、色んなことを見聞きし、たくさんのことを考えるようになりました。その内いくつかを紹介させていただきたいと思います。
2008年のアメリカ大統領選挙の時、私はアメリカにいました。ロサンゼルスにいましたので政治の中枢・ワシントンDCからは離れていましたが、それでも選挙の1年以上前から盛り上がる様子を見ることができました。
2006年頃には、大学の先生が「次の大統領はオバマだって?現在のアメリカで黒人が本当に大統領になれると思うか?」と平然と発言しているのも聞きましたし、選挙前には「オバマは人種差別主義者に暗殺されないだろうか?」という話を何度もラジオで聞きました。
選挙後、ロサンゼルスの街中の色んなところで人々が歓喜の叫び声を上げているのを見ましたが、これは民主党優勢のカリフォルニアだからそうだったのであって、共和党支持のテキサス州などにいたら全然違った様子だったかも知れません。
いずれにせよ、アメリカ初の黒人大統領誕生の瞬間にアメリカにいられたことは、私の政治に対する興味を一層高めてくれました。
2008年9月にリーマンブラザーズが破たんし、世界中に大きな混乱をもたらしました。その前の2007年にベアスターンズの経営危機が表面化してから、ラジオを聞いていても「何かが起きる」という恐れをなしたような雰囲気が伝わってきたのを覚えています。
私はたまたまリーマンブラザーズが破たんした数日後にニューヨークに行く機会があり、街中を歩きまわってみました。大手の銀行や証券会社の前にはいくつものテレビカメラが群がっており、道行く人々もいつものニューヨークと違い、楽しそうな雰囲気はまったく感じられませんでした。バスの中でも、人々がウォールストリートジャーナルやファイナンシャルタイムズをしきりに読んでいたのが印象的でした。
あの時の街の空気感を、今でもよく覚えています。テレビでもインターネットでもなく、現地にいたからこそ事の重大さというのが伝わってきて、恐ろしく感じられました。
これは社会的な出来事ではありませんが、私が国際政治のクラスを大学で受けていた時にあった話をシェアしたいと思います。
いつもよく中東の情勢について話すイラン人の学生がいたのです。彼は先生もビックリするほどの物知りでした。その彼は反米感情を持っているのが明らかで、毎回彼の発言を聞くたびに冷や冷やしていました。
ある日先生が「現在の世界を見てみると、アメリカがスーパーパワーとして一極支配している」と言ったことがあったのですが、その後彼はすかさず「Unfortunately.(残念ながらね。)」とツッコミを入れました。
クラスは大半がアメリカ人ですので、当然みんな「はっ?」という感じになりました。みんなの視線が彼に集まっていました。
そんな時に彼はみんなの前でこう言い放ったのです。
「俺は中国でもなんでもいい、どっかの国がアメリカに取って代わって台頭し、そんでもってアメリカの凋落を見るのを死ぬほど楽しみにしてる」と。
クラス全体から「お前はクレイジーだ」などの言葉が半ばブーイングのように響いていました。
彼がアメリカ人の前であんな発言をする背景に、どんな怒りがあるのか。ただの政治的な怒りなのか、それとも個人的レベルで過去に何かあったのだろうか。そんな彼がアメリカに住むというのはどういう気持ちなのだろうか。また、どんな怒りを持っていても、自分だったらあんな発言をアメリカ人の前でするだろうか。
彼の発言は私にとっては信じられないものであり、同時に政治というもののインパクトの大きさに気づかせてくれました。
インターネットでどれだけ情報が得られるようになっても、ものごとを生で体験したり、直接話を聞くということには到底敵いません。分かったつもりになることと、実際に自分で見ることには大きな差があります。そんな当たり前のことを、留学では痛烈に感じました。
もちろん色んな国に直接足を運ぶのが一番良いのですが、なかなかそれは難しい面もあります。でも留学なら、世界中の留学生が色んな話を教えてくれます。同じように、日本の話もたくさん聞いて来るでしょう。
そんな経験をすることで、日本のみならず、世界で何が起こっているのか、それに対して自分は何ができるのかということを考えられれば、留学がとても実りあるものになると同時に、社会的にも大きな意義のあることだと思います。
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