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再渡米から半年後、私はサンタモニカカレッジというコミュニティーカレッジ(コミカレ)に行く事になりました。ここは有名なコミカレで、UCLAなどに編入する人も多いのでしっかり勉強して4大に行きたいアメリカ人も沢山いますし、留学生も沢山います。私が行っていた頃は、留学生の中では日本人が圧倒的に多かったですが、今は中国人や韓国人かもしれませんね。
留学生からすると入学はTOEFLさえ取れば入れるので簡単ですし、授業料も4大に最初から行くのに比べてかなり抑える事が出来ます。実際、アメリカ人も授業料を抑えるためにコミカレに行き、4大に編入するという人は沢山いるのです。ここで取得した単位は、全て4大でも認められるので、無駄もありませんし、それだけ授業のレベルもしっかりしているという事です。
私のここでの最初の授業は数学の統計でした。このクラスは、多分一生忘れないと思います。
最初のクラスで、先生が10分程クラスについて話し、いくつか板書した後突然生徒がみなクラスを出ていきました。普通最初のクラスは、シラバスという授業の方針の説明をして簡単に終わると聞いていたので、あ、これで終わりなんだ?ラッキーとしか思いませんでした。でも先生の話していたことがよく分からなかった私は、一人クラスに残り、先生に「これで終わりですか?」と聞きに行きました。そしたら「カフェテリアに行って来い、これを聞いて来るんだよ!」と呆れた感じで言われました。
私はその板書の意味もあまり分からなかったのです。例えば「What is your ethnicity?」と書いてありましたが、Ethnicity(人種)という単語を私は知らなかったのです。
急いで板書された10個の質問をノートに書き写し、よく分からずカフェテリアに向かいました。
そしたらその後、複数の生徒に板書されたのと同じ質問を聞かれたのです。なるほど、アンケートを取って来いということなんだな、と。一通り答え終わった後、私も恐る恐る人に声を掛けてみました。
何しろこの時まで、アメリカ人と話すというのは限られていたのです。語学学校の先生や街中の店などではアメリカ人と話しますし、テレビを見ても街中でもアメリカ人はどこにでもいます。でも、大学生と話したことは、考えてみればありません。語学学校では英語を使うと言っても、私の言う事を何とか理解しようと聞いてくれる先生や留学生のクラスメイトばかりだったのです。
ですので、アメリカ人の大学生に話すというのは、私も大学生になったのですから当たり前なのですが、思いもせず大変でした。
それでも勇気を振り絞って、聞いてみたのです。
「Excuse me, what is your ethnicity?」
相手からすれば、「白人に決まってんだろ」「黒人だよ」という感じでしょうが、あまりそういうところまで考えも追いついていませんでしたし、アメリカ人は白人でも黒人でもアジア人でもない、日本人からすると何人かよく分からない人が沢山いるのです。
それで、質問に対する答えも「Caucasian」などと返ってきます。そんな言葉はもちろん知りません。取りあえず聞こえたまま、「コケージョン」とだけカタカナでノートに書きました。それが「白人」という意味であることは、授業が終わってから辞書を引いて分かりました。。。
クラスに戻る時間になり、10人取る必要があるアンケートに対し、私は2、3人しか聞けませんでした。
教室に戻ってからは、そのアンケートに関して今後どう統計的に分析していくかを話していきました。大まかに「こんな事を話している」という事は分かるのですが、細かい所はよく分かりません。とにかく、「アンケート10人分取れなかったのに、今後どうすればいいんだろう・・・」と不安が募りました。
そんな感じで初めてのアメリカの大学の授業は終わり、私は「大変なところに来てしまった。。。」と呆然としながら教室を出ました。
これが私の、アメリカでの最初の授業でした。
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