コミュニティカレッジと提携している語学学校を選ぶべきか?

コミュニティカレッジと提携している語学学校を選ぶべきか?

留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。

 

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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

留学の流れとして、語学学校→コミュニティカレッジ(コミカレ)という形で進学される方は多いです。

そして、コミカレと提携している語学学校はアメリカに多数あります。

では語学学校選びをする際、こういったコミカレと提携している語学学校を選ぶべきでしょうか?

今日はその点について書いてみたいと思いますが、結論からするとそんなに気にする必要はないと思います。

 

語学学校とコミュニティカレッジの提携とは何か?

まずそもそも、語学学校とコミュニティカレッジとの提携とは何でしょうか?

例えば私の母校でもあり、4年制大学への編入実績が非常に高いサンタモニカカレッジの場合、ロサンゼルスの多くの語学学校と提携しています。

では提携内容はどんなものかというと、こんな感じです。

 

「語学学校のレベル6を修了したら、TOEFL免除でサンタモニカカレッジに入学できる。」

 

もう少し詳しく解説しましょう。

例えばある語学学校では、英語力別に7段階にレベル分けされていました。レベル1が初心者向けクラス、レベル7は上級者向けクラスです。

その中で、レベル6を修了したらTOEFLを受けなくてもサンタモニカカレッジに入学できるというわけです。

 

さて、これは良いのでしょうか、どうなのでしょう?

 

コミュニティカレッジが要求するTOEFLのスコアは?

では、その「TOEFL免除」とはどれくらいありがたいものなのでしょうか?

まず先に、コミュニティカレッジが要求するTOEFLのレベルはこれくらいです。

  • サンタモニカカレッジの場合:45点
  • シアトルセントラルカレッジの場合:大学コースは64点、ESL(留学生向け英語クラス)を取りながら大学コースも受講する場合は52点
  • カピオラニコミュニティカレッジの場合:61点

*上記三校は留こみ!と提携していますので、無料サポートが可能です。

 

コミカレにより異なりますが、最低でも45点以上は必要なようです。

それで、コミカレと提携している語学学校に行くと、この45点の取得すら不要となるわけですね。

 

TOEFL45点とはどれくらいのレベルなのか?

英語 レベル分け

英語 レベル分け

これはとある語学学校のレベル分けです。

この表を見ると、7段階の内のレベル4、中級のコースがTOEFL42-71点レベルと書かれています。

つまりコミカレに入るには、語学学校でいうところの中級レベルの英語力があれば入れるのです。

 

でも、TOEFL免除という提携のメリットを活かして進学しようとした場合、レベル6程度が求められるのです。つまり、上記の表で言うと上級、TOEFL95-120点レベルです。

 

つまり、TOEFL免除のメリットを享受するには、TOEFL45点を取得するよりかなり高い英語力が求められるのです。

 

え、それってメリットないじゃんって感じですが、はい、そうなのです。

なんでこんなことになるのでしょうか?これはコミカレの視点で考えてみましょう。

 

コミカレからすれば、TOEFLという世界的に権威のある試験の点数は信頼性があるわけです。日本で受けてもアメリカで受けてもアフリカで受けても45点は45点なのです。

でも、語学学校だったら、学校Aのレベル6と学校Bのレベル6は定義が異なりますよね?しかも、語学学校によってはレベルが7段階で分けられていたり8段階で分けられていたりします。

つまり、語学学校のレベルは、英語力を測る物差しとしてはあまり信用性がないのです。

だから、45点よりちょっと高めのレベルを修了できるくらいの人でないと、入学してもらっても困るのです。(英語力が全然足りない人が入ってきても、それはそれで大学側も困ってしまいますからね。)

 

つまりここまでの結論としては、TOEFL免除を狙うより、TOEFL45点を取得する方が簡単なのです。

 

では語学学校とコミカレの提携とはどういうメリットがあるのか?

これ疑問ですね。正直、よく分かりません(笑)

 

あなたが例えば、

  • もう既に、語学学校で言うと上級レベルの英語力があり、TOEFLは受験していない。受験するのも面倒。
  • テストとなると緊張しやすく、実力はあるのにTOEFLでは良い結果が出せない。
  • TOEFLの受験費用($235、約2万5千円)がもったいない!

のいずれかに当てはまるのであれば、語学学校とコミカレの提携を使い、TOEFL免除でコミカレに進学すると良いでしょう。

 

ただしあなたが、

  • 英語力はまだまだこれから。上級クラスを修了するなんて、ずいぶん先のことになりそう。

というのであれば、TOEFLを受験した方が早くコミカレに進学できます。

実際この方もTOEFLを受験してコミカレに進学しました。

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結論:語学学校とコミカレの提携は気にしなくていい

結論としては、語学学校とコミカレの提携はほとんどメリットがありませんので、気にしなくて良いです。語学学校は「ウチは〇〇大学と提携している」ってアピールしますけどね。でも、大したメリットはないのが実際のところです。

ですので、提携があるかどうかを基準に語学学校を選ぶのではなく、良さそうな学校、行きたい学校、立地の良い学校、そういうところを基準に語学学校を選ばれれば良いのではないかと思います。

 

「とはいっても、どこの語学学校を選べばいいの?」という疑問は、留こみ!スタッフが親身に相談に乗りますので、ぜひお問い合わせいただければと思います。

お待ちしていますね!

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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