当ブログは、サポート無料の格安アメリカ語学留学エージェント「留こみ!」代表ぶっちが、留学、アメリカ、英語、人生論などについて綴ったブログです。
・・・
みなさんこんにちは、留学カウンセラーのぶっちです。
夏もそろそろ終わりに近づいて来ていますね。あなたはどんな夏を過ごされましたか?
私は夏休みに、中国・北京に一人旅をしてきました。東京から韓国・釜山でトランジットで1泊、北京で3泊4日、帰りもまたソウルで1泊トランジットという変則スケジュールの旅でした。安い航空券チケットを探していたら出てきたんですよね、こんな変なチケットが(笑)。
韓国でのトランジットもそれぞれ半日くらいありますから、どうせなら韓国も楽しんで来よう!って感じで決めました。ホテルと航空券はそれぞれ、インターネットでぱぱっと(適当に)予約しました。
今回は旅のメインである北京で私が感じたことを、箇条書きで一気に書いてみたいと思います。
たまには旅行記なんてのも、いいよね??
Contents
天安門広場付近のセキュリティチェックに通ずる行列
まず、やっぱり人が多いです。13億人いる中国の首都ですから当たり前といえば当たり前ですが。
そして、それらの猛烈な数の人たちが、みんな「我先に」と行動する。周りの人のことは顧みずです。
これは良い悪いではなく、実際にそう感じました。普通に列に並んでいても、前の人との距離が30cmも空いていればそこに入られます。やっぱり人の多い国で生きていると、そうしてまず自らのことを考えていかないと生きていけないんでしょうね。
それをもって「中国人は人のことを考えられないからダメだ」というんじゃなくて、案外世界はそういう国が多いということ。そして、そういう国からすると日本はのんびりしすぎているということ。
中国だけじゃなくて色んな国でこんなことを感じれば、「世界でビジネスするにはこれくらいのガッツキが必要なのかも知れない」と日本人も気づくと思います。
じゃないと、ビジネスの世界ではやっぱり負けてしまいますね。
景山公園から見る故宮博物館
やっぱりスケールはでかいですね。大陸国家だと思います。例えば故宮のデカさなんか見たら、すんごいです。
彼らからしたら日本は小っちゃく見えるでしょうね~。日本人の私からしても日本は生きにくいほどちっちゃいので。
環境の悪さと景気の悪さで外国人は出ていってしまったという前情報を得ていたのですが、確かにそんな気がしました。まぁビジネスの中心は北京ではなく上海ですし、上海はまだまだ外国人もたくさんいると思いますが、北京は少ないですね。
地下鉄のセキュリティチェック
地下鉄に乗る時も毎回セキュリティチェックがありうんざりします。かつ、天安門広場のような所に入るにはまたセキュリティチェックがあったりするのでゲンナリです。
こういうことは上海ではないので、やっぱり共産党がテロを恐れているんでしょうね。
タクシーはほとんどが韓国の現代(ヒュンダイ)でした。上海はほとんどがフォルクスワーゲンでしたので、違いますね。
タクシー以外の一般の車は日本車もそこそこ走っていました。日本車、ドイツ車、韓国車、中国車が同じくらいですかね。
できれば片づけていただきたいのですが・・・
「サービス」ということはあまり期待できないですね。
例えばコンビニでモノを買って、「袋を下さい」と英語で言うと、袋をペロっとくれます。袋詰めはしてくれません。
それから、レストランに行くと、前の客の皿や箸やコップがそのままになっていますが、誰も片付けに来てくれません。仕方なくそれらは端っこに寄せて、片隅でご飯を食べたこともありました。
やっぱり、人がいすぎて捌くので精一杯、それ以外のところまでは気が回らないんでしょうね。
地元民向けのレストランで。ビールのグラスをお願いしたら、お椀が出てきました。
英語はほぼ通じないです。年配の人は絶望的で、若い人でもかなりダメです。日本人も大分ダメですが、中国では数字(oneとかtwoとか)も通じないことがあるので、更に酷いです。ここまで行くと孤独感を感じますね。英語が通じそうな白人を見かけると声を掛けたくなるレベルでした。
でも、この孤独感を、日本に住んでる外国人も感じてるんだろうな~。
バスはどこ?着いたら教えて!と書いたら、ちゃんと通じました。
唯一なんとか微妙にコミュニケーションが取れたのが筆談。翻訳サイトで翻訳したものを見せるか、簡単に漢字を書いて見せれば通じます。
でも回答はまったく分かりません。ですから相手にも書いてもらいましょう。そしたら微妙に何となく分かります。
中国人はスマホが大好きなように見えました。日本人以上にスマホをずーっと使っています。しかも、おじいちゃんおばあちゃんでもみんな持ってます。
しかも、2016年8月現在では最新の、iphone6Sを持っている人がかなり多いんですよね。半分まではいかなくとも、3~4割はiphone6Sだったように見えました。あとはvivoとかoppoとかシャオミといった中国ブランドや、韓国のSamsungを使っている人もいました。
いずれにしても、日本人にとっても安くはないiphone、中国人でもみんな買うんですね~。ちょっとビックリしました。
スマホはみな大画面のものを使っていましたね。iphone5のサイズのものはほとんど見ませんでした。「デカければデカいほどいい」と思っているのではないかというくらい、老若男女みなかなり大画面なスマホを使っていました。
こういうニーズはやっぱり現地に行かないと分からないですね。iphoneが大画面化した理由も分かります。
肥満よりもTシャツのプリントが気になります(笑)
肥満が多いって言ったって、アメリカ人ほどじゃぁありませんが(笑)。
でも、子供の肥満は深刻な気がしました。5歳位でムチムチの子がいっぱいなんですよね。
一つは、みな一人っ子だから甘やかされて育っているということ。それから、学校教育に体育というのも無いらしいです。だから運動をする習慣がない。
それと、中華料理は生野菜などをあんまり食べないんですよね。だから消化酵素が取れない。その上、油で炒めたお肉なんかが多いから、やっぱり太るんですね。
自撮り棒の普及率がかなり高いです。みな自分の姿をカメラに収めることにご執心の様子。
人に撮ってもらうという文化は無いんですね。人を信用していないのか、人に撮ってもらう程度じゃ足りないほど自分を撮りまくるから自撮り棒が必要なのか・・・
どちらでしょう?
スタバは本当にすごいなと思いました。観光地で、あ~ちょっと休憩しようかなという時にほんとドンピシャである。暑~い日にしっかり冷房が効いていて、飲み物も美味しくて、インテリアも音楽もセンスがいい。
ここまで計算し尽くされているのはすごいし、本業は不動産屋なんじゃないかとさえ思えます。
北京ではスタバのコーヒーの値段は日本とほぼ一緒。これはやっぱり高いのでしょうか、あれだけ人の多い北京でも、東京程は混雑していませんでした。
文章とは関係ないですが・・・(笑)
白人家族がいて、小さな女の子がいました。何かしらのきっかけで中国人と白人が話をし、最後に写真を撮りました。
まぁ観光地ですから、普通でしょう。
そしたらその後に、「俺も、私も」ってぞろぞろと人が写真を撮りに来ました。
家族は苦笑、女の子も戸惑い気味。
やっぱり白人は珍しくて、一緒に写真を撮りたい対象、つまり憧れなんでしょうね。
北京は共産党のおひざ元ですから、「中国がナンバーワン!」な雰囲気を感じます。私は上海には10回くらい行ったことがありますが、この雰囲気はあまり感じたことはなかったですね。
街中でも中国という国の素晴らしさを謳ったポスターが貼られていたりしますし、天安門にはそもそもどデカく「中華人民共和国万歳」「世界人民大団結万歳」なんて書いてあります。世界人民が団結するその中心はもちろん中国共産党という意味でしょう。
イギリスやアメリカに行っても、人々がどう思っているかはさておき、街の雰囲気から「我らがナンバーワン!」という雰囲気はあまり感じないように思います。
私が感じたこれこそが、中国ナンバーワンの「中華思想」というものなのでしょうか。
これはよく分からないんですよね。誇りに思っていることは確かでしょう。中国の旗である五星紅旗を持っている子供をたくさん見ました。愛国教育がなされているのでしょう。
でもデモや暴動は物凄く多いらしいですし(年間30万件?)、海外に移住する人も後を絶ちません。
結局どっちなのよ?というのは、よく分かりませんし、ナゾですね。
たった4日間の旅行で、怒鳴り合いのケンカをする夫婦や子供を叩く親を何組か見ました。
そういうのをたまたま見て思うだけかもしれませんが、気性が激しい気がしましたね。
日本でも昔は子を叩く親は多かったと思うので、そんなものかな?
快晴の万里の長城(慕田峪長城)
PM2.5などがニュースになるのは秋冬ですね。夏はそんなに酷くないようです。
私も覚悟してマスクを持参しましたが、晴れの日は青い空が見えましたので結局使うことはありませんでした。
車の数はもんのすごいです。むかーし20数年前に家族旅行で北京に行ったことがあるのですが、あの時みた猛烈な数の自転車が今全部車に置き換えられたと考えて間違いないでしょう。
そして交通はカオスです。まぁこれは中国だけじゃなく、発展途上国の至る所でそうでしょうが、基本みんな信号は無視です。行けたら行く。それだけの話ですね。
例えばニューヨークでも歩行者は誰も信号を守りませんが、あれは「車は歩行者を轢かない」というある種の安心感があるからできるんですよね。でも、中国にその安心感はありません(笑)。
道を渡る時は恐ろしいので、信号が青でも中国人と一緒に渡るようにしました。
ポケモンGOはないようです。というかない方がいいでしょう。
13億人がポケモンめがけて動き出したら、いくら共産党でも抑えきれないでしょう(笑)。
ポケモンGOが中国でリリースされなくとも、コピー品が出回ったらどうなるんでしょうねぇ。。。
北京の街は割とキレイです。北京オリンピックの頃に変わったんでしょうね。もっと汚いのを想像していました。
でも、街は綺麗でも思わぬところが汚なかったりします。例えばレストランのテーブルの下。食べ物や箸などが落ちています。まぁ日本でもそういうことはあるけど、その辺りはケアが行き届いていない感じでしたね。
本当にそんなにビルがいるんかい!って思うんですが、まだまだ作ってます。高層ビルも建ててます。まぁ共産党の指示ですから、採算とか何とかよりも取りあえず作る!って感じなんでしょう。
ちなみに中国で3年間に使用されたコンクリートの量はアメリカが20世紀に100年かけて使った量より多いなんて話もありますから、まぁちょっと異常です。
でも北京は高層ビルは思ったより少なかったですね。上海は別格でした。
北京の銀座と言われるらしい、王府井
人が多いからか、とても活気があるように感じます。そして人々はみな楽しそうです。観光地にこれだけの人が集まっているということは、中国全土から旅行に来ているのでしょう。そう考えると、人々の生活水準はかなり上がってきているんでしょうね。
ただ、地元のレストランなどの料金は安いものの、ユニクロ、ナイキ、スターバックス、アップルといった外資系企業の製品は安くありません。だからでしょうか、王府井のような繁華街でもあまりショッピングバッグを持っている人はいないように感じました。
よく日本人がアジアに行くと、人の多さ、特に若者の多さとそれに伴う喧噪や混沌さなどを含め、「アジアの勢いを感じた」ということを言います。だけど私はそうは思いません。
やっぱりそこは統計と現地の様子を併せて見て考えないといけないんですよね。どちらか一方だけ見ていると見間違うと思います。
実際にショッピングバッグを持っている人の少なさは、昔からのことなのか最近の現象なのかは分かりませんが、日本で中国人が爆買いをしているからといって中国が絶好調ではないことは、今回の北京旅行で何となく感じました。
「世界に出よう。そこから見える景色は、きっと違うよ。」では、旅行だけではなく海外に一定期間住むことの大切さについて書きました。だからと言って、海外旅行自体を否定するものではありませんし、私も旅行が大好きです。
今回北京に行ってみて、私が子供の頃、20数年前に行った時との違いには驚きました。あの頃は自転車が猛烈な数走っていましたし、市場などに行くとハエが多くてとても食べ物を買う気になれませんでした。冷えたジュースなんてのも売ってなかったですしね。
今はもう全然違う街になってしまいましたが、だからといってこのままずっと成長が続くのかは分かりません。将来どうなるかは分かりませんが、2016年の今の中国を見れたことは良かったと思います。
この旅で感じた様々なことを、将来「あの時こんなことを感じたな」という風に懐かしく思うでしょうし、将来何か大きな変革があったとしたら、「そういえばあの時はこうだったな」なんて振り返るかも知れません。
そういう意味で、やっぱり世界を自分の目で見て体感するということは有意義だと思うし、単純に楽しいなと思いました。
それから海外に出てみれば日本を振り返ることもできるわけで、「日本ももっとこうしたらいいのにな」と思うこともたくさんありました。
そんなこともまた機会があればぜひブログに書いてみたいと思いますので、またぜひチェックしてみていただければと思います!
無料E-Book:
「絶対に失敗しないアメリカ語学留学」
ブログには書けない、あなたの留学を成功に導く完全ノウハウ
アメリカに語学留学したい!でも費用がいくらかかるか分からない。高いって聞いたけど、安くする方法はあるの?
そんなあなたの「アメリカ語学留学費用に関する疑問をすべて解決するセミナー」を行います!
詳細はこちらのページをご覧下さい!