留学中のホームシックが不安な方に贈る、6つのアドバイス

留学中のホームシックが不安な方に贈る、6つのアドバイス

当ブログは、サポート無料の格安アメリカ語学留学エージェント「留こみ!」代表ぶっちが、留学、アメリカ、英語、人生論などについて綴ったブログです。

 

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こんにちは。アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

今日は留学する人が最も恐れる(?!)ホームシックについて書いてみたいと思います。

留学する前から「家族や友達と離れるなんて寂しい!絶対ホームシックになる」と心配している方もいるでしょうし、「私は絶対大丈夫!」という人もいるでしょう。でも、「私は絶対大丈夫!」という人でも、程度の違いはあれども、ホームシックになることはよくあります。

そこで今日は、アメリカ・テキサス州の名門大学、ライス大学の記事をもとにホームシックについての基本的な知識と対処法をお伝えしますので、もうすでにホームシックに悩んでる人も、これから留学してホームシックにならないか心配している人も、ぜひ読んでみて下さい。

ホームシックとは

故郷や家庭を懐かしみ、異常に恋しがる気持ち。郷愁。懐郷病。

人はこれまでと違う環境に行くと、元の環境に戻りたいと思うことがありますね。自分は遠くに離れてしまったけど、友達はこれまで通り楽しそうにしているんだろうなと想像すると、なんでこんなところに来ちゃったんだろうと感じてしまいます。

これは留学生に限らず、日本国内で田舎から都会に出る人にも起こり得ることなのです。

ホームシックになる要因は?

ホームシックになる要因はいくつかありますので以下に挙げます。

  • 故郷からの距離
  • 留学まで準備に追われ、日本でやるべきことをすべてやった「やりきった感」とその後の脱力感
  • 留学するという決意を自分でしたかどうか
  • 留学先に対する高い期待と現実とのギャップ
  • 留学先での学校の大変さ
  • 日本の家族に対する心配
  • 生活スタイルの変化

こうしてみると、留学というのはただ場所を移して新しいことを学ぶということだけでなく、色んな変化が一度に押し寄せていることが分かりますね。ホームシックはこれらの変化に対処しきれなくなった時に起こる感情の変化なんですね。

ホームシックの症状は?

ホームシックの症状も人によってさまざまです。以下に症状を挙げてみます。

  • 悲しみ
  • 郷愁
  • うつ
  • 不安
  • 引きこもり
  • 広場恐怖症 (人の集まる雑踏などを嫌う)
  • 閉所恐怖症
  • 適応障害

ただ強い寂しさを感じるだけでなく、もっと症状は幅広いことが分かります。

ホームシックになりやすい人の傾向は

留学してひどいホームシックになる人もいれば、まったくならない人もいます。では、どんな要因が影響してホームシックになるのか、その危険因子を挙げてみます。

  • 経験:これまで故郷から出たことのない人と日本国内でも一人暮らしをしたことのある人では違いますよね。
  • 性格:一人で考え込むタイプか、楽天的なタイプかでも違いはあります。
  • 家族:これまでどんな風に育てられてきたか、家族とどんな関係を築いているか、家族のサポートはどれくらいあるかも大きく影響してきます。
  • 心構え:留学して何としてでも目標を達成するんだ!と意気込む人と、人に勧められて何となく留学したという人では違うでしょう。
  • 周囲のサポート:周囲のサポートが足りていないと感じる人は、ホームシックになりやすいようです。
  • 状況をコントロールできると考えるか:自分の人生などについて、自分でなんとかできると考える人と、置かれた状況に対して仕方ないと考える人では違うようです。
  • 留学前の予測:日本を離れる前から「家族や友達と離れるなんて絶対辛い」と予測している人は、辛い状況になった時にネガティブに考えやすいようです。

性格だけでなくて、色々な要素が絡み合ってホームシックが発生するということが分かりますね。

ホームシックのウソ・ホント

ホームシックについてもう少し理解を深めるために、一般に考えられていることがウソかホントかを考えてみましょう。

ウソ1)ホームシックは子どもがなるもの

ホントは:ホームシックには誰でもなり得ます。寂しさや辛さを感じるのは、故郷を離れる人誰にでも起こり得ます。

ウソ2)深刻なホームシックもいつかは自然と消える

ホントは:ホームシックが深刻な場合は、助けが必要です。サポートを受けたり対処法を学ぶことができれば良いですが、そうでない場合はさらに深刻な問題に発展することがあります。ホームシックの状態を放っておくと、さらに悪化する場合があるという研究結果も出ています。

ウソ3)故郷について話しをすることがホームシックの引き金となる

ホントは:故郷について話しをすること自体がホームシックを引き起こすことはありません。逆に、話すことが感情のはけ口となりますし、聞き手側も励ましたりアドバイスをしたりすることができます。

ウソ4)ホームシックとは、家族と離れて寂しがること

ホントは:もし故郷から離れなければ、ペットとの楽しい時間もお母さんの作ってくれる手料理もそのままずっと楽しめたはずです。そんな安心感から離れた時に寂しく思うことがホームシックです。家族と離れたこと自体が必ずしもホームシックを引き起こすわけではありません。

ウソ5)ホームシックになると常に悲しみや不安を感じる

ホントは:ホームシックは悲しみや不安以外にも、怒り、いらつき、混乱など、さまざまな感情を引き起こします。

こうしてみると、ホームシックは軽くとらえるべきものではないことが分かりますね。

ホームシックの対処法

ホームシックになってしまったら、以下のアイデアを参考にしてしっかり対処しましょう。

  1. 人とのつながりを探す:人とのつながりを見つけるために、新しい方法を試してみましょう。クラブやスポーツチームに入ったり、アクティビティーに参加したり、勉強会や何かのクラスに参加するのも良い方法です。
  2. 人と話す:家族や親友、学校のスタッフなど、信頼できる人と話をしましょう。アメリカでは日本よりもカウンセリングなどが気軽に受けられますから、ぜひ試してみてください。
  3. 焦らない:新たな環境に慣れ、新たな友達を作るのは時間が掛かります。焦らず時間をかけてゆっくり進んでいきましょう。
  4. グループに参加する:一人でこもっていないで、新たな人との出会いを探したり、スポーツやクラブなど参加出来そうなものを探したりしてみましょう。これまでやったことのないアクティビティー、例えばボランティア活動などに参加するのもとても良いアイデアです。
  5. しっかり自分をケアする:心が弱っている時は体も弱りがちなもの。しっかり8時間寝る、定期的に運動をする、きちんとした食事をとるなど健康的な生活を心がけましょう。
  6. 一人でできることを楽しもう:一人で何かをすることは、自分を知ることにつながります。例えば日記や小説を書くこと、本を読むこと、運動をすること、映画を見ること、絵を描くこと、モノづくりをすること、飾りつけをすることなどなど、一人で楽しめることはたくさんあります。他にも料理や英語の勉強など、スキルを磨くのもとても良いことです。
まとめ

海外留学する人の多くが、大なり小なりホームシックを経験します。

「ホームシックになるなんて、私はなんて弱いんだろう」なんて考える必要はありません。大切なのは、ホームシックの今は自分をしっかりケアしてあげて、一日も早く留学を楽しめるようになることです。

一人で悩まず、この記事を参考にしっかり対処していただきたいと思います。

抄訳:https://wellbeing.rice.edu/homesickness/

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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