留こみ!はアメリカに精通したスタッフが、現地の生活情報から大学進学まで幅広い留学情報の提供と語学学校選びのお手伝いさせていただいています。
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みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
ドキドキ、ワクワク、楽しみにしていた留学。
でも、行ってみるとすぐに壁にぶつかってしまい、思い描いていたような留学生活をスタートさせることが出来ないことがあります。
今回はすでに留学されている方からそんなご相談をいただきましたので、ご紹介させて頂きます。この方は留こみ!でお手伝いさせて頂いた方ではなく、アメリカ以外の国に行かれている方ですが、どこの国でもあり得るケースですのでご紹介させて頂きます。
Contents
私はすでに●●(都市名)に留学しています。留学を開始して、
2日経とうとしています。しかし、私が思っていたよりも、 英語を理解できず苦しい状態になっています。 悩みは
大きく分けて二つあります。 一つ目はあまりホストファミリーから声をかけられたり、 観光地を案内してもらったりということがないことです。私はホストファミリーに色んな所へ連れて行ってもらえるものだと想像していました。しかし自分でやれ感があります。 何もわからないので困っています。 さらに私がステイしている家族構成は父、母、
子供なのに子供とは食べる時も別で交流する機会がりません。 また、 海外のテレビ番組なども見てみたかったのですがテレビがあるくつ ろげるスペースは紹介されなくて入れない感があります。つまり、 一つ目に言いたいことは私が想像していたよりも交流が少ないとい うことです。 二つ目はもう一人の留学生ばかりに話しかけることです。
私以外にベトナムから来ている留学生がいます。 彼女は英語が上手で言われていることに理解できていて、 自分からも積極的に話かけています。 なんと言えばいいかわかりませんがとても寂しいし、 嫉妬に近い感情になります。 もうどうしたらいいのかわからないし、
話したくても言葉が出てきません。すでにホームシックで帰りたい気持ちでいっぱいです。 どうすればいいのか教えてください。
なるほどですね。
二つの悩みに対してお答えさせていただきますね。
まず一つ目は、ホストファミリーに対する不満があってもそれをうまく伝えられずに苦しんでいるということですね。
これはある程度は仕方ないと思います。英語が話せなくて苦労することは、今後ホストファミリー相手だけでなく様々な場面であることでしょう。
確かに苦しいですよね。言葉を話せない赤ちゃんが、伝えたいことを表現するのに泣くしかないというのと同じような辛さがあると思います。
でも、そもそも留学するということは、英語が話せない状況でも頑張ってみることで英語力を伸ばしに来たはずです。ですから、ここで諦めてはいけません。
「今は英語が上手く話せなくても仕方ない、でも頑張って伝えてみよう」と考えなければ進歩はありません。
片言でもいいじゃないですか。テレビが見たければ、「TV!Watch!Where?」とでも言えば理解してもらえるでしょう。
一番いけないのは、話せないからと黙ってその場をやり過ごし、部屋で一人で悩んだり泣いたりすることです。
もちろんそんな時があっても仕方ないと思いますが、そればかりではホストもあなたが何に困っているのか、どうして良いのか分かりません。
言えることを言ってみて、ダメなら部屋で辞書やインターネットで調べてから再挑戦してみて、とにかく伝わるまでめげないことです。
それが出来ないと、いつまで経っても英語が話せるようにはならないと思います。
こちらの記事も参考にどうぞ:
「【ホームステイ】英語が話せなくても、もうこれで悩まない!」
もう一つは、ホームステイの環境が想像と違ったことによるものですね。
確かにこれは仕方のないことです。「ホームステイ」というと、なぜか上の写真みたいなファミリーに、大型犬がいるような家庭を想像しますよね。
でも、必ずそんな家庭になるということはまったくありません。欧米の多くの国には移民がたくさんいますから、ホストがアラブ系の人だったりすることもありますし、お婆さん一人だったり、シングルマザーだったり、色々です。
平日は働いているホストであれば、夜の食事は簡単なものになるでしょうが、「アメリカ人は(もしくはその他の●●人は)普段はこんなものを食べてるんだな」という経験と捉えるべきでしょう。
また、土日は本当は生徒と一緒に出掛けたいと考えているかも知れませんが、疲れていて家でゆったり過ごしたいのかも知れません。
つまり、あなたは上の写真のようなファミリーと休日は公園で遊んだりショッピングを楽しんだりという想像をしていたかも知れませんが、そもそのその想像自体が現実とかけ離れていたのです。
ですから、ホストの様子を見ながら、「毎日こんな生活しているんだな。この時間帯だったら一緒に話ができそうだな。週末はいつもあそこに行っているみたいだから、今度は私も連れてってと言ってみようかな。」と探ってみてください。
ホストの子供と食事が別なのも仕方ないでしょう。子供が何歳なのかは分かりませんが、外で習い事をしていたりクラブ活動をしているのかも知れません。
「だから話す時間がない」ではなくて、会った時に「いつも何してるの?」とでも聞いてみましょう。その子供が家で夕飯を一人で食べているなら、その頃にダイニングルームに行って話しかけてみましょう。
やれることはいくらでもあるはずです。ただ、それを「できない」と思ってしまっているだけです。ダメなら翻訳アプリでも使って会話してもいいじゃないですか。それで「こういう時はこうやって言うんだな」って学べるなら、それでいいと思います。
それからもう一つ、ベトナム人留学生とホストが楽しそうに話をしていて、自分は出来ないということに嫉妬心を感じているのですね。
でもこれは別に、ホストがあなたに嫌がらせをしているわけではないと思います。ホストも、じっと黙っているあなたにどう話しかけたら良いのか探っているところだと思いますし、逆に楽しい雰囲気を作るためにベトナム人と楽しく話をしているのかもしれません。
あなたが会話に入ってこれる日を待ちながら。
だから、嫉妬なんて感じても仕方ありません。嫉妬するなら、その悔しさを英語の勉強に注ぎましょう。
それから、そのベトナム人とは友達になりましたか?英語が上手く話せなくて中々友達にはなれないかも知れませんが、「英語上手いね。どうやって勉強したの?」「ここに留学したばかりの頃はどうだった?」なんてことを聞いてみれば良いと思います。
余程英語がペラペラでない限り、留学後に苦しんだり悩んだりしない人はいないと思いますから、ベトナム人が留学を始めたころの話を聞けば、「あの子も苦しんでたけど頑張ったから英語が話せるようになったんだ、じゃあ私も頑張ろう」と思えるかもしれません。
もう一つこの方の相談で感じたのは、「待ちの姿勢」であるということです。
そりゃぁ初めて一人で外国に行って、現地の人がどんな生活をしているのかも分からない時に、「あれして!これして!」なんて言いにくいと思います。
特に日本人は空気を読もうとしますからね。
でも、それがこの方の状況を良くない方向に持っていっているようにも感じました。
例えば日本ではどのお店に入っても「お客様は神様」というようにあれこれやってもらえますし、基本的に待ちの姿勢で問題ない部分があります。この方が若い方であれば、家でもこれまでご両親があれこれしてくれるのを待っていればよかったかも知れません。
でも留学先ではそうは行きません。外国で、外国語で、赤の他人と一緒に生活をしているのです。ホストからしたら、あなたがどんな人で、何の目的を持って何をしに来て、何がしたいのかまったく分かりません。
そんなあなたが待ちの姿勢で黙っていても、ホストも「どーすりゃいいの?!」となってしまいます。
ですから、あなたから発しないといけないのです。
英語で上手く表現ができない辛さはよく分かります。それでも、あなたから発しない限り、状況は変わらないと思います。
そう、留学先では待っていても何も変わらないのです。
「私はホームステイ先のお客さん」という考え方はやめましょう。あなたは、ホームステイ先の一員になったのですから。
もうホームシックで帰りたくなってしまったのですね。留学は簡単なものではないので、それも仕方のないことだとは思います。
本当に精神的にきついようでしたら、誰かに相談してみましょう。学校には日本人がいるでしょうから、誰か話を聞いてもらえそうな人を探してみても良いと思います。
「すでにホームシックで帰りたい気持ちでいっぱいです。
個人的には「頑張ってみて!」と言いたいところですが、無理をして心や体調を崩してしまってもいけませんから、自分自身で判断するしかないと思います。
でも、一つ思い出して欲しいのは、そもそもなぜ留学しようと思ったのかということ。
留学する前はどんな気分でしたでしょうか?ワクワクしていましたか?ドキドキしていましたか?それとも誰かに言われて留学しているので嫌で嫌で仕方ありませんでしたか?
留学を通して英語が話せるようになりたかったですか?世界中の友達を作りたかったですか?ネイティブの人に囲まれて楽しく過ごしたかったですか?
ここで帰国を選ぶということは、留学前の自分の期待に応えられず終わるということですし、留学することで得られたはずのスキルや経験を放棄するということになります。
そして今後、「留学」や「海外」といったものから遠い生活を送ることになるでしょう。
「それでもいい!早くここから抜け出したい!」というのであれば、私はあなたを止めることは言いません。
でも多くの場合、今ここで帰国したら、後になっても悔しい思いが残ったり、後悔したり、自己嫌悪になったりするかもしれません。
留学で楽しい思いをしてきた人の話を聞くたびに、コンプレックスを抱いてしまうかも知れません。
もう一度、「私は何がしたくて留学したのか?」ということをぜひ自分に問うて欲しいと思います。
まだ留学が始まって2日間経っただけということで、結論を出すのはあまりにも早いと思います。この相談は日曜日に頂きましたので、まだご本人は学校にすら行っていないのではないかと思います。
今はまだホームステイ先で悩んでいるだけだけれど、これから先、学校で、街中で、色んなところで悩むこともあると思います。
逆に、学校が始まったら楽しくて仕方なくなるかも知れません。
いずれにせよ、まだ留学は始まったばかりなのです。マラソンで言うと、これから42.195km走る予定で、今は100mくらい走っただけです。もうわき腹が痛くなってきてギブアップですか?
ぜひもう少し頑張って欲しいなぁと思います。
実はこの方に限らず、同様の悩みを聞くことはよくあります。着いたころには「もう帰りたい」と思ってしまう方もいますし、この方の様に着いてすぐトラブルなどがあるとなおさらです。
それだけ留学というのは挑戦だということですね。
でも、そんな経験こそがあなたを強く、大きく成長させてくれます。
今は英語が話せなくても、勇気を振り絞って毎日使い続けるからこそ、英語が話せるようになるのです。
そんな経験を、「今は辛い。確かに苦しい。でも、将来の私は『あの時頑張って良かった』って絶対思うはず」と考えて頑張ってみましょう。
そうすれば、留学は費やした時間とお金以上の価値をもたらしてくれると思いますよ。
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