観光地は危険と隣り合わせ!サンフランシスコの治安情報!

観光地は危険と隣り合わせ!サンフランシスコの治安情報!

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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

先日【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングという記事を書きましたが、サンフランシスコは10位でした。10位というと安全なのか治安が悪いのか微妙な気もしますが、世界12位の安全な都市という情報もあります。

それでもやはり、海外の街ですし、初めて行かれる方にとっては治安は重要だと思います。というわけで今日は、サンフランシスコの治安の悪い場所や日本人が気をつけるべき点についてお話したいと思います。

サンフランシスコのエリア別犯罪マップ

まずはサンフランシスコの危険な場所を確認しておきましょう。この地図では、危険な場所と安全な場所が色分けされています。青は安全、白は犯罪件数が多い場所です。http://www.neighborhoodscout.com/ca/san-francisco/crime/

sf dangerous areas
赤丸をつけた辺りが白くて危険であることが分かります。ただ、実際には右下の赤丸の部分に出かける機会はほとんどないと思いますので、気をつけるべきポイントは上の二つの赤丸部分です。ここは観光客も長期滞在の方もよく行く場所ですので、しっかり説明したいと思います。

サンフランシスコの危険な場所はここ

在サンフランシスコ日本国総領事館は、サンフランシスコの3つの危険なエリアを挙げています。http://www.anzen.mofa.go.jp/manual/san_francisco.html

サンフランシスコ領事館
では一つずつ解説したいと思います。

The Tenderloin(テンダーロイン):

テンダーロインとはそうです、ステーキの名前です。なぜこんな地名が付いたかというと、この場所を担当する警察官は追加の手当てをもらえるため、そのお金で高いステーキ(テンダーロイン)が食べられるというところに由来しているそうです。

つまり、このエリアを警察官が担当するのはとても大変な場所だということが分かります。

このエリアはサンフランシスコの中でも一番危険なエリアであると同時に、ユニオンスクエアから数ブロックしか離れていませんので、サンフランシスコを観光する時に気づいたらうっかりこのエリアに入っていたなんてことにもなりかねません。ヒルトンホテルのあるTaylor Street(テイラーストリート)より西には行かないようにしましょう。

領事館によると、このエリアでは強盗、窃盗、傷害、薬物犯罪、銃器所持違反、売春事案が発生しているようです。

サウス・オブ・マーケット地区:

ここは週末にクラブやバーが賑わうくらいで、普段はとても静かなエリアですが、たまに銃犯罪などがありますので、酔って歩くのはやめましょう。

マーケット通りは一番のメインストリートですが、5thから10thの方はダウンタウン(5thから1st方面)に比べて治安が良くありません。店じまいして落書きされたショップやポルノ映画を上演している場所などがあります。

UNプラザ辺りはホームレスも多く、「小銭をくれ」と声を掛けられることも多いでしょう。ほとんどのホームレスは問題ありませんが、たまにアグレッシブな人もいるので気をつけましょう。このエリアは昼も気をつける必要がありますが、夜は怖く感じると思いますので、避けましょう。

領事館によると、この地域では強盗、窃盗、薬物犯罪、傷害、銃器所持違反が発生しているようです。

ウェスタン・アディション地区:

この地区は日本人にとって気をつけるべき場所です。なぜなら、Japan Townのすぐ南側がこのウェスタン・アディション地区だからです。

Japan Townは小さな一角ですので、その周辺を街歩きすることはないと思いますし、歩いても特に見どころはありません。行き帰りはバスやタクシーを使い、真っ直ぐ帰ることが重要です。

領事館によると、この地域では車上狙い、傷害、性犯罪などが発生しているようです。

自分の行く場所が安全か調べる方法

あなたがこれからサンフランシスコに行く場合、出かける場所の周辺でどんな犯罪が起きたのか気になりますよね?しっかり調べて対策しましょう。

ではまず、このサイトに行きます。http://spotcrime.com/ca/san+francisco

するとこのようなページが出てきます。

sf crimeこれで、サンフランシスコの地図を見ながらどこでどんな犯罪が発生したのかが分かります。もし特定の期間の犯罪について知りたい場合はサイト上部に日付を指定する欄がありますのでそこから入力できますが、サインインする必要があるのと、多くの方にとっては不要である点からここでは省略します。

もしここで、自分が滞在するホテルなど特定の場所が分かっており、その近辺の情報が知りたいという場合は上部の「Address」に住所を記入します。先ほどテンダーロインの所でヒルトンホテルが出てきましたので、今回はそれを入力してみます。

もしエリア全体の情報を知りたい場合は、アドレスは入力せず、上記画面からズームイン/ズームアウトをして見たいエリアを見て下さい。

ヒルトンホテル周辺情報は、このように出てきました。

sf near hilton crimeここで右側に、犯罪の種類が記載されていますので説明します。

Arrest: 逮捕
Arson: 放火
Assault: 傷害
Burglary: 侵入盗
Robbery: 強盗
Shooting: 銃撃
Theft: 泥棒
Vandalism: 破壊
Other: その他

この地図を見ると、「?マーク」のその他が多いですね。これでは何か分かりませんので、?マークをクリックしてみましょう。

sf 犯罪例すると吹き出しが出てきましたので、赤線の「More information at SpotCrime.com」をクリックしましょう。

sf犯罪詳細こう出てきました。「TRESPASSER」とありますので、家宅侵入などであることが分かります。

このように目的地の近隣で起きた犯罪を調べることができますので、ぜひ万全を期していただきたいと思います。

日本人が狙われやすい犯罪はこれ

では、サンフランシスコで日本人は実際にどのような被害に遭っているのでしょうか?在サンフランシスコ日本国総領事館に記載がありましたので、サンフランシスコの案件に絞って引用したいと思います。

邦人の被害事案(2015年4~6月)
  • 4月7日夕刻,サンフランシスコ市内のケーブルカー内において,すり被害に遭い,スマートフォンを窃取された。
  • 4月25日午後10時頃,サンフランシスコ市内の駐車場で,車上ねらい被害に遭い,旅券等在中の鞄を窃取された。
  • 5月6日午後8時頃,サンフランシスコ市内の路上で,車上ねらい被害に遭い,旅券等在中の鞄を窃取された。
  • 5月12日午前11時頃,サンフランシスコ市内ゴールデン・ゲート・ブリッジのビスタ・ポイントで,車上ねらい被害に遭い,旅券等在中の鞄を窃取された。
  • 5月13日午後10時頃,サンフランシスコ市内の駐車場で,車上ねらい被害に遭い,旅券等在中の鞄を窃取された。
  • 5月28日地域情報コミュニティサイトで発見したサンフランシスコ市内の不動産物件の契約に際し,現金を詐取された
  • 5月29日午後8時頃,サンフランシスコ市内の路上で,車上ねらい被害に遭い,旅券等を窃取された。
  • 5月29日午後10時頃,サンフランシスコ市内において,車上ねらいの被害に遭い,旅券やパソコン等在中の鞄を窃取された。
  • 6月5日午後5時頃,サンフランシスコ市内のバスに乗車中,すり被害に遭い,現金やクレジットカード等在中の財布を窃取された。
  • 6月12日,地域情報コミュニティサイトで発見したサンフランシスコ市内の不動産物件の契約に際し,現金を詐取された
  • 6月13日午後,サンフランシスコ市内において,すり被害に遭い,旅券等を窃取された。
  • 6月18日午後5時頃,サンフランシスコ市内において,車上ねらいの被害に遭い,旅券等を窃取された。
  • 6月26日午後9時頃,サンフランシスコ市内のツイン・ピークス駐車場で,車上ねらい被害に遭い,旅券等在中の鞄を窃取された。

これを見ると、ほとんどがすりと車上ねらい被害であることが分かります。つまり、日本人の行動範囲圏では、この二つをしっかり対策する必要があるということです。

すりに関しては、かばんを片方の肩に掛けずに背負うか斜め掛けする、貴重品や大金は持ち歩かない、人前で財布を出さないなどの対策が有効でしょう。

一方車上ねらいですが、留学生や駐在などの長期滞在者はもちろん、短期の観光の方でもサンフランシスコ市内でレンタカーし、ナパバレーやヨセミテまでドライブするということもあると思います。

車の中に貴重品を置いて車を離れないこと、トランクに入れておくのも簡単に開けられるのでやめること、この記事で紹介した危険なエリアでの路上駐車などは避けることを徹底しましょう。

サンフランシスコ周辺地域の注意点

1週間程度の観光の場合はサンフランシスコ、ナパバレー、ヨセミテ辺りが中心になると思いますが、もしサンフランシスコの湾をはさんで対岸のオークランドに行く機会がある方は十分に注意しましょう。

【アメリカ留学】治安悪し!危険な留学先都市ランキング」でも紹介した通り、オークランドはアメリカワースト3位の治安の悪い都市です。ここに、サンフランシスコから地下鉄のBart一本、10分足らずでたどり着いてしまうのです。

サンフランシスコと比較して、オークランドがどれ程危険な場所かは、以下の犯罪件数を見ていただければよく分かると思います。http://blog.sfgate.com/stew/2014/11/11/what-are-the-bay-areas-10-safest-and-most-dangerous-cities/

oaklandオークランド、特にダウンタウンには行かないようにしましょう。

まとめ

ここまで色々とサンフランシスコの犯罪状況について書いてきましたが、実際にサンフランシスコを歩いてみると危険な雰囲気というのはほとんどありません。ホームレスを見かけることこそあれど、基本的にはカリフォルニアの青い空が美しい、観光にピッタリの街です。

しかし日本人もすりや車上ねらい被害に遭っている街ですので、十分に気をつけて行動していただきたいと思います。

 

留こみ!ではサンフランシスコ留学のご案内をしておりますので、ぜひこちらのページも併せてご覧下さいませ。

サンフランシスコの留学情報はこちら!

 

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田淵 隼人

田淵 隼人

英語が話せないバンドマンだったのに、ひょんなことからロサンゼルス語学留学をし、そのままコミカレ→4年制大学を卒業しました。大学卒業後は海外営業、人事採用を経てアメリカ留学専門エージェントの留こみ!を立ち上げ、最高に楽しい留学ができるお手伝いをしてます。UCLA卒、TOEIC975点。愛知出身、ヤクルトファン、ハードロック・メタル好き。

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