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エピソード記憶と意味記憶とは?記憶力を上げる3つの方法

      2016/03/18

当ブログは、サポート無料の格安アメリカ語学留学エージェント「留こみ!」代表ぶっちが、留学、アメリカ、英語、人生論などについて綴ったブログです。

 

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物忘れ、激しくなっていませんか?

みなさんこんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。

みなさんは、エピソード記憶や意味記憶という言葉を聞いたことはありますか?あまり聞きなれない言葉かも知れませんね。

でも、この二つの言葉は何かを記憶しようとする人にとってはとっても大切なんです。例えば、英単語が覚えたいけど全然覚えられない!という人は、この二つの言葉を理解することで悩みが解消する可能性があるんです!

というわけで今日は、エピソード記憶と意味記憶という二つの記憶についてご紹介し、あなたの学習の手助けになるようにこの二つの上手な活用法をお話したいと思います!

エピソード記憶とは?

では早速、二つの記憶の意味から説明していきたいと思います。

まずエピソード記憶とは、体験を通して何かを覚えることです。例えば、海外旅行に行った時のことや、野球の試合を球場に見に行った時の記憶はエピソード記憶です。

特徴としては、「頑張って覚えよう」としなくても、自然に覚えられることです。例えば海外で英語が通じなくて困った経験などは、覚えようとしていなくてもなぜか覚えてたりしますよね。しかも、何年も前の話でも、その時の悔しい思いがありありと頭の中に浮かんでくるのではないでしょうか?

このように、エピソード記憶は覚えやすいだけでなく忘れにくいのも特徴です。

意味記憶とは?

二つ目の意味記憶とは、いわゆる暗記というタイプの記憶です。例えばテスト前に歴史の年号を覚えたり、漢字の書き方を覚えるのは意味記憶です。

こちらの特徴は、覚えようと頑張らないと覚えられないことです。1192年に鎌倉幕府ができたという事実は、覚えようとしないと覚えられないですよね。

それから、何かきっかけがないと思い出せないのも特徴です。「鎌倉幕府ができたのはいつ?」と聞かれてもとっさには答えられないかも知れませんが、「鎌倉幕府はいい国を作ったね!」と誰かが横で言えば(きっかけ)、「あ、1192(いい国)年だ!」と思い出せるでしょう。

また、思い出したくても思い出せないことがあるのも特徴です。テスト前にあんなに勉強したのにテストの時はなぜか思い出せず、悔しい思いをしたということはよくあることだと思いますが、これは意味記憶として覚えていたからなのです。

エピソード記憶と意味記憶、どちらを使って覚えるべき?

ではこれらの違いを知った上で、私たちはエピソード記憶と意味記憶のどちらを使っていけば良いのでしょうか?

その回答の前提として、実は意味記憶は10歳を過ぎると段々と弱くなってくるのです。逆に、それ以降はエピソード記憶が段々と優勢になってきます。例えば子供は百人一首を全部覚えてしまったり、マンガは何巻のどこに何が書いてあるか全部覚えていたりもします。

でも、それを大人がやろうとしても難しいのです。大人が百人一首を一から全部暗記するのは、なかなか骨が折れますね。。。

中学校くらいまでは、歴史でも英語でも教科書を丸暗記してしまうというような勉強法もできますが、それを大人になってからやろうとしても難しくなってしまうのです。

でもそこで「私も年だからもう記憶力が落ちたのか・・・」とショックを受ける必要はなく、覚え方をエピソード記憶に切り替えていけばよいのです。

また、エピソード記憶は思い出したい時に思い出せる一方、意味記憶は思い出せない場合があることも重要です。例えば海外で英語を話したい時に、さっと英単語が思い出せないのでは使いものになりませんよね。

このような理由から、大人はエピソード記憶を上手く使っていく必要があるのです。

どのようにエピソード記憶を使えばいい?

では具体的に、エピソード記憶とはどのように使えばよいのでしょうか?

エピソード記憶として何かを覚えることができるのは、次の3つの場合です。

  1. 体験を通して学ぶ
  2. 学んだことを使う
  3. 学んだことを人に話す

では一つずつ見ていきましょう。

1.体験を通して学ぶ

これは色々な場面がありますが、例えばサッカーのルールを学ぶ場合、ルールブックを読み込んで覚えるのは意味記憶で、実際にサッカーをしながら「こういう時はファウル」「これはオフサイド」という風に覚えていくのはエピソード記憶です。

体験を通して学ぶことは楽しくできるのがいいですね。

2.学んだことを使う

あなたが英単語集を頑張って丸暗記しようとするのは意味記憶ですから、なかなか簡単ではありません。しかし、習った単語をすぐにグループワークなどで使ってみると、「こういう時にこうやって使うんだな」というのが分かりますし、思い出す時も「そういえばあの時三人で話しながら使った単語だな」という風に思い出せます。

また、テスト前などであれば友達とクイズを出し合うのも良いかも知れません。そうすれば、頭に入れた情報を使うことになりますからね。

このように、通常は意味記憶として覚えることも、実際に使うことでエピソード記憶として覚えることができます。

3.学んだことを人に話す

例えばあなたがテレビをぼーっと見て内容を分かったつもりになったとしても、実は後から自由に使える記憶にはなっていません。

その証拠に、「その番組途中のCM、何やってたか教えて?」と言われてもなかなか思い出せないでしょう。「あの時フライドチキンのCMやってたよね」と言われれば「あぁ、確かにやってたね」と思い出せる程度です。

しかし、人にその番組の内容を話そうとしてテレビを観ると話は別です。次の日学校でお笑い番組のギャグを話そうと思えば、かなりの精度で内容を再現することができるでしょう。人に話すことを前提として見ているので、脳が「これは重要な情報」として見ているんですね。

しかもそれを翌日学校で話すことで、脳はさらにしっかりと認識します。

また、話す時に友達とゲラゲラ笑いながら話したことは、それ自体が経験となり、「あの時みんなで爆笑したネタ」としてずっと記憶に残すことができます。

エピソード記憶をさらに強く記憶する方法

ここまで三つのエピソード記憶のやり方をご紹介させていただきましたが、これをもっと強くて忘れない記憶にする方法がありますので、それを紹介させていただきます。

失敗と繰り返しによる学習の実験

「記憶力を強くする」(池谷祐二著)から、ネズミを使った有名な実験から紹介させていただきたいと思います。

 

まず、ネズミを箱の中に入れます。その箱にはスピーカーとレバーがついていて、スピーカーからブザー音が鳴った後にレバーを押すとエサが出てくる仕組みになっています。もちろんネズミはそんなことは知る由もありません。

最初はブザー音が鳴るたびにネズミは戸惑ってしまいます。しかしある時、ひょんなきっかけでブザー音の後にレバーが押されました。するとビックリ、エサが出てきました。

まだこの時点ではブザー音、レバー、エサの関係はネズミは分かっていません。

でも、何度か偶然が重なり、レバーを押した後に何度かエサが出てきました。ネズミも「もしかして?」と思ったのでしょう、レバーを何度も何度も押すようになりました。

でもエサは出てきません。エサはブザー音の後にレバーを押した時のみ出てくるのです。

しかし、レバーを押し続けている内に、ブザー音とレバーとエサの関係が段々分かってきます。そしてネズミは、何十回、何百回という失敗の後に、エサを獲得する方法をマスターしました。

失敗と繰り返しが記憶を強くする

このネズミの実験は、ネズミが体験を通して学習したことですからエピソード記憶ですよね。そしてこのエピソード記憶は、何度も何度も失敗を繰り返した上で頭にインプットされたので、とても強い記憶になったのです。

失敗するたびに、「何がいけないんだろう?」「前回と何が違うんだろう?」「じゃぁどうしたらいいんだろう?」と考えますよね。そういったプロセスが、脳にとっては「この情報は正しく理解すべき重要なことなんだな」と認識する作業になるわけです。

そしてそんな情報が何度も何度も頭にやってきたらどうでしょう。脳はいやでも「また来たか、こりゃぁ相当重要なんだな」と思います。そして、最重要項目として、しっかり記憶されます。

また、体験というのは情報を取り出して使ってみることですから、頭から引き出して使いやすいように情報が記憶されます。つまり、ただ覚えただけではなく、「使える知識」になるのです。

少し考えてみれば分かりますよね。

例えば英語の表現を学んで、一回使ってみたら通じたとします。「あ、そういうことね」と思ってそのまま放置します。でも、半年後に全然違うシチュエーションでその表現を使うことが出てきた時、「あれ、あの時の表現って、どうやって言えばいいんだっけ?」と戸惑います。

でも逆に、覚える段階で何度も何度も違うパターンを試し、あーでもない、こーでもないと覚えた表現は、「こういう時にはこうやって使う」という情報がしっかり頭に焼き付いた形で記憶されているのです。

この二つを比較すれば、何度も失敗して覚えた方がその後使える知識になっていることは分かりますよね。

失敗と繰り返しを利用した勉強方法

では失敗と繰り返しをどのように実践していけば良いでしょうか?

1.さまざまな形式の問題を解く

例えば鎌倉幕府が1192年に成立したということを覚える際、「鎌倉幕府が成立した年は?」という問題を解くだけでなく、色んな形の問題を解いてみることは一つのやり方です。

例えば、「源頼朝が征夷大将軍に任命された年は?」という形で聞かれると、より深い理解を伴って記憶されますので、さらに忘れにくくなります。こうして覚えた知識は、何年か後に予想もしなかった形で試験に出題されても答えられる、つまり「使える記憶」になっています。

2.実践を繰り返す

他には、英単語を覚える場合、ただ単純に単語帳で覚えるのではなく、覚えたことを実践で使ってみることも有効です。例えば留学中であれば、先生から習った単語をすぐグループワークで試し、街中で使い、ホームステイ先で使い、テレビでその表現が使われているのを聞き、何週間か後にも友達と話しながら使ってみる。

そんな風に実践を繰り返す中で、「この場面では上手く使えなかったな」とか、「あの人はこういう形でこの表現を使っていたな」というのが分かってきます。そして、そんな経験を何度もする内に、自然に忘れにくいものになっているのです。

3.歌を歌う

それから英語であれば、歌を歌うのもとても良いトレーニングになります。歌でしたら無理なく何度でも繰り返しができますし、歌うことは「体験」ですからエピソード記憶になります。「この部分がうまく発音できないな」というように失敗を何度も練習すれば、さらにいい練習になりますね。

(歌を使った英語の勉強法は、「洋楽を使って楽しく効果的に英語を勉強する、6つのステップ」をご覧ください。)

まとめ

年を取るごとに「物忘れが激しくなっていく・・・」と嘆いてしまいがちですが、それは昔とは得意な記憶方法が変わっているということを理解していないために起きてしまいます。10歳を過ぎてからは単純な暗記の意味記憶ではなく、体験を通したエピソード記憶に切り替える必要があるのです。

そして、エピソード記憶は、失敗と繰り返しを重ねることで強化されていきます。

もし大人になってから「記憶力が弱くなった」と思うのであれば、それはもしかしたら失敗をする回数が減ってしまっているということかも知れません。

いつまでも新たなことに挑戦し、失敗も恐れず糧にして、人間として成長しながら記憶力も高めていけると良いですね。

 

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