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こんにちは、アメリカ留学カウンセラーのぶっちです。
先日発表した【アメリカ留学】治安の良い留学先都市ランキングという記事で、シカゴの治安はアメリカの主要29都市中11位、ビジネスインサイダー誌の発表する世界治安ランキングでは16位という結果でした。
アメリカ11位で世界16位?なんかおかしくない?と思われるかも知れませんが、比較対象としている都市の規模などが違うので一概には言えません。
しかし、世界的な大都市の中では比較的健闘していると言えるのではないでしょうか?
今日はシカゴの犯罪状況について確認し、皆さんが安心してシカゴに行けるように治安情報をお伝えしたいと思います。
Contents
それではまず、シカゴの犯罪発生件数とその内訳を見ていきましょう。
http://www.areavibes.com/chicago-il/crime/
一番右の列は人口10万人当たりの全米平均、二列目はイリノイ州、三列目はシカゴです。四列目はシカゴの犯罪総件数ですが、人口当たりの比較ができませんので、特に気にする必要はありません。
一番左の列の項目は、上から順に以下の通りです。
Total Crime: 犯罪合計件数
Murder: 殺人
Rape: レイプ
Robbery: 強盗
Assault: 傷害
Violent crime: 暴力犯罪合計
Burglary: 侵入盗
Theft: 泥棒
Vehicle theft: 車両盗難
Property crime: 窃盗犯罪合計
まずシカゴのデータですが、Rape(レイプ)とAssault(傷害)の件数が発表されておらず分かりません。その二項目を除いても全米平均より犯罪合計件数は多いようです。
ただし、全米平均というのは、かなりの田舎町の数字なども含めたものですので、シカゴのような大都会と比較するのはなかなか難しいというのも正直なところです。
しかし、個別の項目を見ていくと、赤丸をつけたMurder(殺人)、Robbery(強盗)、Theft(泥棒)、Vehicle theft(車両盗難)は特に多いようです。
殺人が多いとなると、ちょっと怖いですね。。。
では、どのエリアが危険なのか、このサイトを使って確認していきましょう。
http://www.neighborhoodscout.com/il/chicago/crime/
濃い青のエリアは犯罪の少ないエリア、色の薄いエリアは犯罪の多いエリアです。これを見ると、赤丸で囲ったところが危険なようですが、逆にいえばこの二つのエリアを避ければある程度危険を回避できるように見えます。
では次はもっと詳細に危険なエリアを見ていきましょう。まずはこのサイトで、5つの危険な場所を特定します。同時に、その地域で起きた犯罪内容を見ていきましょう。
http://news.travel.aol.com/2010/08/31/safe-and-dangerous-places-in-chicago/
http://www.spotcrime.com/#Chicago%2C%20IL
昼間は問題ありませんが、夜は避けた方が良いでしょう。特に、モントローズ・アヴェニューとローレンス・アヴェニューの間は危険です。
このエリアではAssault(傷害)、Theft(泥棒)、Robbery(強盗)などが起きているようですね。
それがどの通りであっても、壊れた車が放置されていたり、特に破壊されたベンツなどが置き去りにされている場所は危険でしょう。
ハンボルドパークという公園のみならず、このエリア一体のことを意味します。場所によっては綺麗に植木されていたり静かなエリアではありますが、少し離れると荒れたエリアになってしまいます。
ここではAssault(傷害)、Theft(泥棒)の他にShooting(銃犯罪)も発生しており、Vandalism(公共物破壊)も行われているようで、かなり危険と言えるでしょう。左下の方にArrest(逮捕)がいくつもあるのは、麻薬や銃の不法所持が多いようです。
エヴァンストンとの境にあるシカゴの北側のこのエリアは、ギャングの活動が盛んな場所です。間違えてこの駅で電車を降りないように気をつけましょう。
このエリアもAssault(傷害)、Theft(泥棒)、Robbery(強盗)、Vandalism(破壊)が多いようです。
この辺りは麻薬売買、売春、暴力犯罪の盛んな場所です。全米でも有数の危険なエリアと言って良いでしょう。このサイトによると、夜12時間の滞在で普通の人が生涯で体験するより多くの問題に直面するそうです。http://wgntv.com/2013/08/25/its-englewood-12-hours-in-one-of-chicagos-most-dangerous-neighborhoods/
まずはEnglewood。
これはひどいですね。。。Shooting(銃犯罪)に加え、Arson(放火)も2件発生しているようです。
次にWashington Park。
ここでもShooting(銃犯罪)が数件発生しており、かなり危険といえるでしょう。
以上の5つの地域を地下鉄マップで表示すると、このエリアになります。
いずれもシカゴの中心部から離れており、観光やビジネスで行くことはないと思いますので、その点は安心できると思います。
在シカゴ日本国総領事館が日本人の犯罪被害を発表しているので、以下に引用します。
被害内容は、大半が窃盗被害で、その多くは、車上ねらい、置引き被害等によるものです。発生場所は、郊外のショッピングセンター、ホテル、レストラン等で、手荷物等を身体から離す機会が多い場所で発生しています。
被害例
強盗事件
- 夕方6時頃、在留邦人女性が、自宅アパートの共用玄関前で2人組の少年に襲われ、頭部を殴られ、ハンドバッグを強取された。(シカゴ市内)この女性の警察への速報で、犯人は間もなく検挙になりました。
- 夜12時過ぎ、在留邦人男性が、ライブハウスから出て徒歩で駐車車両に向かう途中、2人組の男に襲われ、羽交い絞めにされ、バッグを強取された。この男性は、全く抵抗しなかったため、けがはありませんでした。
窃盗事件
- 夜10 時頃、旅行者女性が散歩中、男に声をかけられ、気を取られている間に共犯の男にバッグを開けられ、財布を窃取された。(シカゴ市内)
- 昼間、旅行者男性が、ハンバーガーショップ駐車場で車に乗り込んだ際に、女性に「タイヤがパンクしている」と言われ、降りて点検している間に、共犯と思われる別の男に車内からバッグを持ち去られた。(シカゴ市内)
- 商用で短期滞在中の夫婦が、古着店で買い物をしている間に、駐車中のレンタカーのタイヤが切り裂かれる被害に遭った。このため、タイヤ交換をしていたところ、2人組が近寄ってきて、修理を手伝うそぶりを見せながら、車内から貴重品を窃取された。(シカゴ市内)
- この3件は手口が同じで、数人が共謀して親切を装って邦人に近づき、1 人が注意を引き付けている間に、他の犯人が窃盗を行うものです。当地に限らず、全米でも多発しています。特に、古着店周辺での窃盗事件が多発しています。
- 旅行中の男性が、ユースホステルの客室内にて、バックパックから現金、トラベラーズチェック等を引き抜かれ窃取された。(シカゴ市内)
- 午後 8 時ころ、路上を歩行中の女性が、脇に挟んでいたバッグをひったくられた。(シカゴ市内)
- 女性が、電車に乗り込む際に男性から強く押され、気がつくとバッグの中から財布を抜き取られていた。(シカゴ市内・CTA レッドライン)
- 商用で滞在中の男性が、ホテルの客室内に置いたバッグを盗まれた。(シカゴ近郊)
- 家人不在中に窓ガラスを割られ、家屋に侵入されて貴重品を盗まれた。(シカゴ近郊)
これを見ると、実にさまざまな形で被害を受けており、犯罪の手口も巧妙化していることが分かります。
ここからは、襲われたら抵抗しないこと、車の中に貴重品やモノを入れておかないこと、ホテルの中であっても貴重品はセーフティーボックスに入れておくこと、バッグはしっかり閉められるものにすること、などが教訓として学べると思います。
冒頭でお伝えした通り、シカゴは世界12位の安全な街です。街中の観光やビジネスエリアに出かけるのであれば、特に治安の危険性は感じないと思います。街並みも新旧の高層ビルが立ち並び、とてもきれいです。
しかし、一歩危険なエリアに足を踏み入れるととても危険です。この記事では危険なエリアに焦点を当てて説明させていただきましたので、それらの地域に行くことがないよう、事前にしっかり確認してください。
また、日本人の被害内容もほとんどが窃盗です。窃盗であれば、貴重品を持ち歩かない、かばんなどから目を離さない、車の中にモノを置いて離れないなど、基本的なことを守れば多くは防ぐことができます。
これらのことに注意して、シカゴの街を楽しんでいただきたいと思います。
留こみ!ではシカゴの語学学校も取り扱っておりますので、シカゴへの語学留学をご検討であればご連絡いただければと思います。
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